こんにちは、昨日は元升砲館門下生の三山スティーブの経営するラーメン藤に行って、スティーブの開発した新製品「近江牛肉餃子」を食べてきたショーンだ。
肉肉しい餡には独自の味噌が練り込んであり、タレなしでも美味しく食べられる。濃厚な味の餡を包む薄皮とのコンビネーションが格別❗️通販でも購入できるし、滋賀県大津のラーメン藤 和邇店ではイートインもできるぞ。
近江牛肉餃子(おうみぎゅうにくぎょうざ)
@ラーメン藤/近江中華工房 好好
https://omi-funfun.com/
さて、今日は孤独について書く。
最近は、知らないうちに孤独になりやすい世の中になっている。
もともと、ヒトはかなり未熟な状態で生まれてくるし、ひとりぼっちでは生存し続けることが難しい種である。それだけに、私たちヒトは孤独になるのが怖い。
暗闇を恐れるのと同じように、孤独を恐れるというのはヒトという種に共通した生得的な性質なので、仕方がない。
暗闇への恐れを火によって克服してきたように、ヒトは昔から孤独への対処法も編み出してきた。
そして、孤独への対処法は、文化によって違う。
日本には独特な人間関係というものがある。家族、親戚、近所、先輩後輩、友達などの人間関係があって、皆がそこで生きてきた。いわゆる集団主義とか、間人主義(かんじんしゅぎ)と言われるもの。
西洋には西洋独特の個人主義がある。自分は自分、他人は他人。人と人との関係性よりも、個人主義は、キリスト教の持つ絶対性に裏打ちされている。要するに、西洋では個人を尊重しても、その背景には神との繋がりがあるので、個人はそれほど孤独にならない。
それぞれの個人がイエスキリストを通して神と繋がっているというキリスト教の伝統的な感覚。それは、紀元前あたりの族長時代から、長い歴史を通して出来上がった感覚だし、ゆえにもともと個人主義というものは宗教性の高さなしには存在できない。
ということで、日本独自の人間関係のしがらみが苦しいからと言って、宗教観なしにパッと西洋の個人主義に飛びつくと、そこには「何とも繋がっていない孤独」が待ち受ける。
30年以上英語教育業界でフィールドワークを続けている文化人類学者、私ショーンの目から見て、誤解を恐れずに言うと、日本人で英語がうまい人に「性格が屈折してしまっている人」がかなりの割合で混ざっているのは、気の毒にも、どこかの段階で孤独への対処に失敗してしまった人の末路に思えてならない。
文化の裏打ちがなく、何とも繋がらずに、孤独感の中を彷徨う人たち。
私ショーンはよくある英会話スクールや通訳学校に見られがちな、あのむなしい雰囲気が嫌いだ。最悪の場合は、生徒も講師もスタッフも、見せかけは明るく装っているけど、内面ではみんな孤独に陥って機能不全。多くの場合、自分が孤独であることにも気づいていないし、もちろん孤独の理由にも気づけない。
しかし、問題は日本だけではない。最近はアメリカの若者文化の中でも宗教性が減退してきて、誰とも繋がっていない孤独なアメリカ人が増えているように思う。SNSなどのソーシャルネットワークがこれだけ流行るのも、人が慢性的に孤独になってきていることと密接かもしれない。
個々のプライバシーは大切だけど、慢性的な孤独は良くないよ。
キツい孤独は人を変えてしまう。
ところで、私は友達は多かったが、同時に、人生の長年、自分の内面の孤独感と闘ってきた。
私が明るく振る舞うのも、面白いことを言うのも、愛想が良いのも、幼少期に一人ぼっちになるのがひたすら怖かったからかもしれない。もし私がめちゃめちゃ心の強い人間であれば、そんなスキルを発明しなくても、孤独の恐怖は跳ね返せていたかもしれないしね。ただ、その性格のお蔭か、日本でもアメリカでもイギリスでも、私は友達に恵まれてやってこれたと思う。
これをお読みのあなたは、大丈夫か???
私は、あなたが孤独を避けるために、今すぐどこかの宗教に入信して活動しましょうと伝えているわけではない。
私は、あなたが孤独を避けるために、日本のムラ社会の息苦しい伝統を守ろう❗️と主張しているわけでもない。
伝統の全てが良いわけではないからね。
ただ、物事をきちんと理解しようと思うと、英語のテキストブックではなく、歴史や神話と繋がらないとわからないことがある。
文化の面白さがそこにあるし、そこには人類の叡智が眠っている。
どちらの伝統文化もきちんと大切にしながら、自分はその中で伸び伸びとやっていき、しかも周囲を笑顔にしていく意欲と精神。
そういう風になりたい人を支援するのが、私ショーンのライフワークであり、升砲館で大切にしている「和洋一体の思想」だ。
さぁ、みんなで今年も成長しよう❗️
お互いを尊重し合おう❗️
英語がうまくなればコミュニケーションがうまくなるのではなく、コミュニケーションがうまいから英語がうまくなる。
まずはそこを認知できるかだ❗️
行け〜〜❗️