おはよう、ショーンだ。酷暑の候、今日も英語がんばってるか?
え、がんばる気がわかない?英語がしんどい?英語を使う職場で崖っぷち?
そういうときは、視点を変えてみるとうまく行くぞ。
量的視点(quantitative)から質的視点(qualitative)へ。
どういう意味?
解説しよう。
物事を数値で示すことを提唱した英国の物理学者ケルヴィン卿
「数値で表せないということは、それについて何もわかっていないことに等しい」
と述べたのは、ケルヴィン卿として知られる英国の物理学者ウィリアム・トムソンである。
私ショーンもケルヴィン卿の情熱や業績を深く尊敬している者のひとりだが、ただ冒頭の数値に関する言説は自然科学には適合しても、生物界や社会科学に当てはめるのは、やり過ぎに思うことが多い。
例えば、イルカの知能が高いことはよく知られているが、ヒトと比べてイルカの知能が「どのように」「どれぐらい」高いのか?は、現在のところ、専門家でもよくわかっていないのが実情だ。
数値化の世界に浸かった英語教育界
英語教育全体が数値化の世界にどっぷり浸かっている。
英語教師たちは、あなたが「どのように」英語を見ているのかは気にしないし、あなたの英語への感情が「どのくらい深刻なのか?」も気にしない。
数値にならないからだ。
TOEICの点数を上げても英語が話せないという不均衡の原因はこれだ。
本当に大切なものは数値で表せない。
数値で表せない知識、暗黙知
アインシュタインの友人としても知られる、ハンガリーの科学哲学者マイケル・ポランニーは暗黙知という考え方を提示した。
暗黙知(tacit knowing)というのは、自転車の乗り方や包丁の使い方など、ことばや数値でうまく説明することのできない知識のことだ。最近はビジネスでも用いられたりする機会が増えたので、聞いたことのある人もいるかもしれない。
英語が本当にうまくなるためには、暗黙知へのアプローチが必須だよ。
数値で示せないコア部分に意識をやること。
表の英語には、そこが無い。
わからないものを何時間聞いてもわからない
表の英語教育でよくあるリスニングのトレーニングは「どれぐらいの量を聞いたか?」で進歩を測る手法だが、わからないものを何時間聞いてもわかるようになるわけあるまい。
ネイティブが英語をどう聞いているのか?という暗黙知にアプローチするのが升砲館のやり方だ。
一人称視点でそれがわかったとき、「こういうことだったのか!」とあなたは感動するだろう。
同様に、発音能力、英作文のセンスも、暗黙知へのアプローチによってスルスルと面白いように解決できる。
暗黙知にアプローチする方式の英語は自然なので、相手に伝わる。実用できる。あなたらしさを示せる。
ことばの学習で数値化できることには、表面的なものに限られている。
世の中の英語教師、英会話講師どもは「英語は道具なので通じさえすればオッケー」なんて主張しているが、そんなのはウソ(bull shit)だ。もしくはただの無知。
英語は(どの言語でもそうだけど)、相手に対する心遣いや礼儀正しさが全てだよ。
だから、発音や話し振り、文化やマインドが大切なのだ。
そこには、数値化できないことばの魅力、コミュニケーションの歓びが宿る。
どれだけやっても、英語がうまくならなかった人。今、スランプの人。
視点を変えてみよう。
幼いころに感じた世界が、見つかるかもしれないよ。
真心はそこにある。
ヒトとしての原点(original point)に戻ろう。
茨城県のAさんと奈良県のTさん、ようこそ升砲館に!
さて、昨日は、茨城県のAさんと奈良県のTさんが升砲館に正式に入門した。
Aさんは高校英語教諭、Tさんはエンジニア。それぞれ実に優秀で魅力的な人だ。
高校の英語教諭の仕事はそれ自体が肉体的にも精神的にもタフだし、教師以外の職種だったら気にならない英語教師独特の「英語の扱いづらさ」に慢性的に悩まされる人も多い。生徒さんたちは思いもしないだろうが、英語教諭には英語教諭の悩みがある。
A、升砲館では仕事のフラストレーションを忘れて、ひとりの人として英語を楽しんで頂戴ね!必ず、本来のAらしい自然な英語を獲得できるから。
エンジニアのTさんは、人生で色々なことに取り組み、彼の鋭い洞察によりその全てを上達させてきた。しかし、英語だけは成長させるのが難しかったという。なぜ?
T、その謎を今から身で以って解明していこうな。そして、海外とのミーティングが嫌な時間から楽しみの時間に変わっていくのを体感して行こう!がんばれよ!
升砲館の門下生たちは皆いい人ばかりなので、安心して英語に打ち込んでくれよ!
読者プレゼントについて
このブログの読者諸君に升砲館事務局の無料2時間個別コンサルをプレゼントする。英語の悩みや、他校への不満、何でもぶちまけてくれ!!!スッキリしてくれ!!!😄あ、対応する前田テイラーの時間が限られているので、希望の場合は早めに申し込んでくれよ。
では、今週も皆、元気に英語がんばろう!
最高の週にしよう!