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「見かけよりも中身が大切」という思想の大流行

おはよう、ショーンだ。昨日、友人のオペラ歌手須藤慎吾氏にいただいた高級梅干し「幻の梅」を食べたら、めちゃめちゃ美味しくてびっくり、白ごはんが進み過ぎて困っているぐらい😆最高の梅干しをいただいて、ありがとう!

さて、近年ほうぼうで耳にするのだが「見かけより中身で勝負」という考え方が大変流行している。

この『極悪で行こう』ブログをお読みの読者の仲間たちは、概ね予想が付くだろうが、私は教育上の理由「見かけよりも中身の方が大切」という考え方に反対の姿勢である。

なぜか?

もくじ

「見かけよりも中身が大切」という考え方

マーケティングの講師でも、「ウェブサイトの見かけなんかどうでもいいんです。見てください、こんな素人っぽいホームページでも売上は月に100万円を超えたんですから!」などと生徒に指導している人が多い。

「素人のようなウェブサイトで月100万だったら、プロっぽいウェブサイトにしたらもっと売上げが上がるのでは?」と誰でも思いつくよな?

でも、マーケターたちは「ホームページの見かけは関係ない」の一点張り。

確かに、そのような話を聞くのは、水戸黄門、遠山の金さん、小公子(Little Lord Fauntleroy)などのような、「普通の人と思っていたら実はすごい人だった」系の物語と共通する娯楽的な楽しさがあるのだが。。。

「なんだ、やっぱり見かけかよ!」言語学者メラビアンの論

他方、日本指折りの成功を収めているIT企業の経営者の友人に聞いてみると、彼の会社はウェブサイトを美しく作り込んで売れ出したという。「サイトの見栄えが良くないと、信用してもらえないんです。特に創業したときは、自社サイトの出来の良さで顧客を獲得したものです。」

著名な米国の言語学者メラビアンの論にもあるように、人は見かけが非常に重要だ。なんてたって、私たちホモサピエンスは社会性を高度に発達させた種であり、そのヒト社会の中で「見かけのイメージ」というものは、非常に大きな役割と意味を持っている。

そして、これはヒトだけではない。ヒト以外の動物にも、見かけの重要性は顕著に見られる。

動物界の「見かけ重視」について

オスの孔雀は美しく羽を広げてアピールしなければ、求愛活動に成功できない。

アフリカの野生のオスライオンでも、こげ茶色のたてがみをした個体は、金髪のオスライオンの個体よりも圧倒的にメスライオンにモテる。

なんと、たてがみの色によるモテ度の差は、ヒトに例えると芸能人と一般人ぐらいの、埋めることのできないぐらいの巨大な差なのだ。

動物だけではない。

「昆虫の擬態は『外見を変えて他を威嚇する』という目的で、人間と全く同様」と述べたのは、文化人類学者ロジェ・カイヨワの説である。

“Don’t judge a book by its cover.(本を表紙で判断してはいけない)”

英語圏では昔から“Don’t judge a book by its cover.(本を表紙で判断してはいけない)”という諺があるし、特に人を外見のみで差別的に判断するルッキズムはいけない。そんなの、職業差別や性差別、人種差別と同じだよな?

しかし、やっぱり面白そうな表紙の本の方が売れるのが現実でもある。

私たち人間は、そのようなジレンマの中で生きている。

升砲館は徹底的に「見かけ重視」の考え方だ

自動車を買うとき、同程度の価格と内容だとすれば、清潔感のあるセールスマン不潔なセールスマンだったら、あなたはどちらから買いたい?

中身はもちろん大切だよ。

しかし、見かけはそれ以上に大切だ。そう思うだろ?

私の教育原理である型破り英語「極悪メソッド」は、徹底的に「見かけ重視」だ。

こんなこと言ってると、表の英語教育は眉をひそめるだろうが、そんなの知るか!

発音、話し振り、言葉遣い、礼儀正しさ, etc.

読者諸君。世界初、世界唯一の「見かけ重視」の専門的英語教育機関、それが升砲館なのだ。

なぜかと言うと、徹底的に「見かけ重視」の作戦を取ることによって、あなたは驚くほどネイティブのように自由に英語が話せるようになるからである。そして、その方法論は、当てずっぽうではなく、専門的な文化人類学や英語音声学、言語学に裏打ちされたアカデミックなものだ。

エレガントでフレンドリー、礼儀正しい、そして「上品な不良性」のある、かっこいい英語話者になってくれ!

私は、自分の生徒やクライアントには、それぞれ自分史上一番カッコいい英語話者になってもらいたい。エレガントでフレンドリー、礼儀正しい、そして上品な不良性のある、かっこいい英語話者にな!

え、不良性は要らないって?

ちょっとは要るだろ?そう思わないか?

上品な不良性は大切だぞ。不良は自由に生きられるからな。

あ、ここで私の言う「不良」とは、反社のことではなく、文化人類学神話学で言うトリクスター(外の世界からやってきて、そこの掟に縛られない存在)のことだと思ってくれ。

では、この「見かけ重視」の原理を、升砲館式で実行するとどうなるのか?

感動しかない

最初は自信のなかった人でも、極悪メソッドの実践と共に発音がネイティブのようになってくると、別人のように輝く日常会話だけでなく、スピーチアドリブもこなせるようになり、振る舞いも立派になってくる。

自然と中身が伴い、見かけと中身が一致してくる。

そこには感動しかない

動物たちも精一杯努力している。

人間もがんばろう!

さぁ、親愛なる升砲館門下生の者ども、読者のお前たち、今日も「見かけ重視」かつ「型破り」で最高の1日を過ごしてくれたまえ!

人生を楽しもう!


ショーンツジイ

文化人類学者
英語道場 升砲館 館長


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