SHAWN TSUJII'S

みんなが落ちている英語学習の落とし穴

こんばんは、ショーンだ。

昨日、もったいないと思って残り物のいたんだ米を食べてしまい、今日、私はすこぶる体調が悪い。

食べている最中は、米がいたんでることに全く気がつかず、普通においしく食べた。

私は鼻が悪いので、匂いをかいで食物が安全かどうか判断できないのだ。

生物学的にヒトとしての能力が欠損しているようで、私はとても残念だ。

皆さんも、室温で置いておいた米を食べるときは注意してくれ給え。

私も、以後気を付ける。

さて、毎年、新製品のゴルフクラブに買い替えるゴルフ愛好家が多い。

自分のフォームを変えようとせずに、どんどん新しいクラブを買うアマチュアゴルファー。

ゴルフというヒトの知的行為や運動を、ゴルフ用具というモノ視点からのみで捉えているので、「ヒト」を見ていない。

成績が伸びないのは「道具」のせい。

彼らは道具は変えるが「自分」を変えないので、絶対にうまくならない。

これと同じ図式は英語業界にも当てはまる。

英語でコミュニケーションするというヒトの行為や人間関係を、英語という独立したモノ、道具で捉えてしまっている人が非常に多いのだ。

「ヒト(自分の能力面)」に着目することをしないで、英語という道具ばかりを見てしまう。

ゴルフと同じで「道具」ばかりに注力していても、あなたの英語コミュニケーションに春は来ない。

「モノ」としての英語を見るのではなく、それを使う「ヒト」すなわち自分も見よう。

「自分」を知り、「自分」を変える。

あなたが、「モノ」としての英語とは一旦距離を置いて、自分という「ヒト」を学び始めると、あなたは自分がいとも簡単に英語が聞き話せることに気づくだろう。

何事も上達するには、「道具」よりも「ヒト」を見ないといけないのだ。

ゴルフ用具の業界は、毎年クラブを買い替える万年初級者や中級のアマチュアゴルファーの存在によって支えられている。

英語業界も同じ。

あなたに以下のことばの意味がわかるだろうか?

「英語を話す」ではなくて「英語で話す」こと。

上記は妻ビッキーが言ったことだが、私が英語教育の上で主張したいことを端的に示してくれる名文句だと思う。

私は、長年のギター愛好家だが、物欲が強くてついつい新製品を買ってしまう。特に楽天ポイントがたまるたびに、エフェクターなどを買ってしまうのだ。

エフェクターとは音色を変える機材のことだが、音色を変えたところで、私のギターの腕前が上がるわけではない。私は30年間かけてそれを学んだ。今も完全には卒業できていない。

私のギターの師匠ケリーサイモンが私のギターを弾かれるとき、私はケリーと自分との音の違いに驚愕する。

機材は大切だが、「ヒト」を忘れてはならない。


ショーンツジイ

文化人類学者・英語教育家
英語道場 升砲館 館長


もくじ