SHAWN TSUJII'S

「英語を話すのが怖い」お前へ

おはよう、ショーンだ。

私はこの諸現象を英語病理学と名付けているが、英語を話すことに恐怖を感じる日本人は非常に多い。

20年近く前だろうか、私の指導した生徒の中に、かつてこんな者がいた。

TOEIC満点の30代後半の女性。

“How are you?” と私が初対面で挨拶したときのことだ。

彼女は、挨拶に英語で返答しようとするも、首から口にかけて筋肉がこわばる。

すかさずペンで、”I’m fine. Thank you.”とノートに書いて、その文を引きつりながら読む。

彼女は、いったん紙に正解の文章を書かないと、英語が話せないと言う。

私はショックだった。

それ以前にも英語恐怖症を患う多くの日本人英語学習者を指導していたが、ここまで重症の例は見たことがなかった。

私は、英語病理学について興味を持ち、長年研究してきた。

今も、フィールドワークを続けている。

英語恐怖に苦しむ多くの人に共通しているのが、サイコパス教師や自己愛性人格の人間からの悪影響だ。

サイコパス教師とは、「お前のためを思って言っているんだ」「こんなこと誰も言ってくれないぞ」など、もっともらしいことを言いながら、生徒の自尊心や向上心を破壊することに愉快さを感じる、精神病質的な教師のことだ。

教師だけでなく、加害者が家族や、同僚、友人である場合も少なくない。

心理学者マーサ・スタウトなどの専門家によれば、彼らサイコパス(主に自己愛性人格)は、ウソをつこうが、約束を破ろうが、対人操作で周囲の人間を仲たがいさせようが、言葉の暴力で人の心を傷付けようが、自分に非があるとは全く感じないという。

自分が上位にさえ立てればよいのである。

そのためには病的なレベルで、なんでもやる。

彼らの中には、押し付けがましい親切心を全面に出し、「お前のためを思って言ってるんだぞ!」のような人間関係を脅迫に使う手法を用いる者も多い。

常識的に装いながら、恫喝を浴びせる。

お前を心身ともに弱体化させる。自尊心もボロボロにされる。

自己愛性人格の病質が強い者は善人を装うのが得意であり、不運にも犠牲者は自分を責めるように心理操作される傾向にあるという。

ハリガネムシとカマキリの関係のように、寄生されていることに、宿主は気がつかない。

お前が自信を失って傷つくと、彼らは快感という報酬を得る。

自分の発言に辻褄なんて合っていなくても、彼らは気にしない。

でっち上げでもいいので、彼らはお前の心を破壊しようとする。

普通の人間には想像もできないだろうが、それが自己愛性人格的な病質の強い人間たちに共通する凶暴な内面だ。

彼らは、一見、常識人であり、社会的地位もある場合が多い。

米国ではサイコパスは人口の4%(25人に1人)といわれているが、ウチ/ソト文化の日本では潜在的にもっと多いかもしれない。

「英語を話すのが怖い」という日本人の英語恐怖症の多くのケースが、サイコパス教師や自己愛性人格障害の傾向を持つ周囲の人間から、自尊心(self-esteem)をボロボロにされるなどの悪影響を受けたことによるものではないか?と私は考えている。

プロの精神科医でも、サイコパス・ソシオパスには手こずるという。

なにしろ、彼らは真顔でウソをつき、ウソをつくことに罪悪感がゼロなのだ。

お前の周囲に以下のような人間はいなかっただろうか?

1)上から目線で人を扱う。
2)話題のほとんどが人の悪口か自慢。
3)先ずは否定から入る。
4)人の話を膨らますことはない。常に遮断させようとする。
5)以前の会話や自身の発言と矛盾する。
6)決して自分の非を認めない。
7)悪いことは全て人のせいにする。
8)証明しにくいウソを交えてくる。
9)ウソを指摘しようとすると発狂で応える。
10)「〜も、お前のことを悪く言ってる」など、お前を周囲から孤立させようとする。
11)対人操作がほとんど全て、いわゆるコントロールフリーク。
12)お前が自信を失い、苦しそうにすると、笑みを浮かべる。
13)権力者には媚びる。
14)都合が悪くなると、被害者ぶるのが得意。

私は、上記のような性質を持つ人間が嫌いである。いわゆる自己愛性人格障害者のことだ。

そういう連中が、人の幸せを奪っていくのが許せないのだ。

もしお前がコミュニケーションをするのが怖いと感じる傾向があるのであれば、過去や現在に、サイコパスや自己愛性人格の悪影響を浴びせられた可能性がある。

見えない牢獄のようなものだ。

私が、お前を救ってやる。

個を認め合ったコミュニケーションは楽しいぞ。

お前には明るい未来が待っているから、安心しろ。

一緒に明るい未来を作って行こう。


ショーンツジイ

文化人類学者
英語道場 升砲館 館長


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