こんにちは、升砲館ショーンだ。今日は突然門下生CTが、升砲館比叡山道場に授業料を納めに来てくれた。CTの自宅は徒歩3分の距離である。コロナから回復したCTの元気な顔が見れて良かった!
さて、今日は「発音と内面なメリット」についてお話ししたい。
外国語学習にとって発音は非常に大切な要素だが、内面的にも非常に重要なのだ。
私は英語発音を重要視するのは、学術的な理由だけではないことも知ってもらえれば幸いである。
人見知りの人は、実は内面が強い
人見知りのあなたへ
「自分は人見知りなタイプだから、コミュニケーションに苦手意識がある。」
そう考えて、英語でコミュニケーションをすることを思うだけで、つらくなってしまう人がいる。
心配ないよ。
あなたは強い。
人見知りでやっていけるということは、裏を返せば、内面が強いということだ。
人見知りタイプの人からすれば、社交的な人の気持ちは想像できないかもしれないが、実際は、社交的な人は「ひとりぼっちになることが怖い」から社交的な人間に育つ。
社交的な人の内面は、実際はそれほど強くない
私ショーンと言えば、ひたすら明るい母親の影響が強かったのかもしれないが、私は子供のころから今にいたるまで、人見知りの要素は全く無かったと思う。
ただ、私も「ひとりぼっち」になることが非常に怖いタイプの人間だ。霊長類ヒトというものは、周囲の助けがないと生存できない種だと言われるが、私の場合もモロにそのケースが当てはまる。
私は、子供のころから「ひとりぼっち」になると考えただけでも、恐怖だった。
その恐怖から逃れるために、私は幼少のころからその場その場で社交性を発揮しながら生きてきた。
私は、幸い英語面では、話し方や発音に非常に厳しい母親に育てられたし、日本語面では茶道の先生をしていた京都の祖母に言葉遣いをしつけられた。
おかげで、私は英語でも日本語でも相手に聞き返されたりすること無しに、ひとりぼっちになること無しに、人生を送ってこれたと思う。
アメリカの中でも私の母親の英語の発音は美しかったし、私は母のように話したかった。お陰で、私は書道の先生のように、お手本の英語の発音を周囲に示せるように育った。私が発音から得た恩恵は計り知れない。
アメリカ社会は発音社会である。
訛りがあったり発音の悪い人は、陰で色々言われるのがアメリカ社会の現実だ。
こういうセンシティブな話は、なかなか表には出てこない。この問題を正面から論じたのは、社会言語学者L-Greenぐらいだと思う。
私が発音を重要視するのは、学術的な理由からだけではない
私が英語教師として発音を重要視するのは、上記のように自分自身が発音に助けられて生きてきたからでもある。そして、私と同じように、ひとりぼっちになることが怖い人を助けるためである。その人に確固たる居場所を作ってあげるためである。
ことばが「通じない」というのは、ひとりぼっちを示唆し、人によっては本当に深い恐怖となりうる。
人見知りの人は実は内面がかなり強いので、安心してのびのびと英語コミュニケーションに取り組んでくれたらいいよ。
そして、今月アメリカに旅行に行っている升砲館門下生CHから、お手紙をもらった。業界の第一人者として活躍している女性である。
潜在的にひとりぼっちの恐怖に生きている私にとっては、このような手紙をもらうことは、本当に嬉しく励みになる。
ことばが通じるって素晴らしいよね!
感謝しかないよ。
CHからの手紙
只今、サンフランシスコ国際空港にいる。
升砲館に入門してから早6カ月が過ぎる頃だ。
長らくアメリカには来ていなかったが、今回の旅では英語を使うのを楽しみにしていた。
到着も荷物のピックアップも順調、さて、次の乗り継ぎまで4時間ある。
席がもし空いていれば、早めのフライトに変更出来ないか、とカウンターの女性に聞いてみた。
あれ、通じる、、、。以前は聞き返されていたような気がする。
1回で理解してくれた!!!!!
他の場所でも至る所で、「通じる」英語を話せるようになっている自分がいた。
こんなに「通じる」英語が大事なんだと思ったことはなかった。
升砲館に通って思うことは、「財産」を築きあげているんだと思う。
引き続き、学びを続けたいと思っている。
CH、ありがとう!
とにかく、英語習得には発音が大きな鍵となる。外面的にも内面的にも。
「通じる」というのは、それ自体が便利で素晴らしいことだけでなく、そこから得られる内面的な恩恵が非常に大きいのだ。
皆んな、がんばって。