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まだ秘境が眠る英語の世界

おはよう、ショーンです。

写真は映画、舞台、ドラマで活躍する俳優、タレントの緑川静香さん。昨日は、六本木の私の自宅で英語のレッスンの日でした。ご存知の人も多いと思いますが、彼女は日本酒ソムリエの資格も持っていて日本酒の魅力を世界に発信している利き酒師でもあります。

緑川静香さんは、もともと外国語に対するセンスがとても良い人で、出てくる英語も非常に綺麗。礼儀正しい彼女の出す英語は、自然と品の良い英語です。日本語と英語は言語は違えど、高次元で繋がっている(言語学ではmeta-languageとも言います)ことがよくわかります。

ことばはパーソナルなものです。

もしあなたが大人なのであれば、大人として信用される丁寧な英語を話せることが大切で、そうなるためには、話し方や言葉遣いが重要なのはわかるでしょう?

語彙を増やす、熟語や慣用句を覚えるのも必要なことですが、なぜそれらが必要なのか?と言うと、すべて自分を表現するために大切なのです。

すべては自己表現。

しかしながら、「英語は通じさえすればよい」「発音や文化なんかどうでもよい」と主張する人が、語学英語の世界には大勢います。

上記は「メシは食えたら良い」「食事のマナーなんかどうでもよい」というような意見と似ていますが、彼らが本気でそう信じているのであれば、それはそれで彼らの自由なので良いと思います。

「英語は通じさえすれば良い」というのは、人間関係構築の必要のない旅行英語の話です。

相手と良い関係を築く、自分の良いところを相手にわかってもらうためには、発音や文化(常識)は必須。

「え、発音や文化なんて、上級者向きなのでは?」と思う人もいますが、その考え方は英語を教科として見ている語学の世界に毒されている証です。

よく考えてください。本来私たちがことばを覚える子供のときは「発音や文化」から覚え始めるのが順序だったのではありませんか?

升砲館が発音や文化を重要視するのは、そのためです。

しかしながら、それほど大切な発音や文化よりも先に来るものがあります。

それは、リズム。

ご存知だろうか?

文化人類学者Edward T. Hallが言っていたことですが、新生児は生後20分で周囲の大人のリズムと同調させ始めるのだ。

生後20分ということは、大脳新皮質の発達前なので、さらに奥の大脳辺縁系でリズムを扱っているということがわかる。

一体、これが何を意味するのか?

さて、9月の升砲館はリズム革命だ。

「え、リズムなんて前からやってるよ」と思う人は多いかもしれないが、このリズム革命は、あなたの英語学習の一切を変える。

これは、使い古されたストレスアクセントの原理や、強勢拍リズムの原理などの話ではない。

まだ、世の中の誰にも気づかれていないリズムの秘境があるのだ。

文化人類学的な例えになりすぎてすまないが、まるでアマゾンの奥地で未開の部族と出会うような驚き。

今月はそれを皆に経験してもらうぞ。

楽しみだ😀


ショーンツジイ

文化人類学者
英語道場 升砲館 館長


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