SHAWN TSUJII'S

ことばを自然に話せるようになるためには、何よりも自由が大切

英語の発音教育の重要性を30年以上伝え続けている私だが、私は「発音が全て!」のような原理主義者ではない。

同時に私は、日本人が英語を学ぶ上で、文化的なセンスや、英作文のセンスを身につける重要性を強く主張しているが、かと言って、私はそれらの教条主義者ではない。

では、私や升砲館の一番の望みとは?

それは、自然であることだ。

ことばはパーソナルなもの。

その人自身の、自然な英語を身につけてもらいたいのだ。

その人の知識からではなく、ハートから湧き出てくるような、その人ならではの自然な英語を身につけてもらいたいのだ。

その前提で、発音を自然にできるようになることが大切。それが私の考え方だ。

さて、世の中を見ると、英語発音に関して両極が存在する。

①発音教育を推す教師
②発音教育を否定する教師

私から見れば、どっちも極端な押し付けだ。

やたらと発音教育を推している層の中には、無理やり生徒の英語の発音を直して、悦に入っている外国人英語教師、日本人英語教師が多いが、実際はそんな発音は永続しない。生徒はすぐにできなくなる。

他方、「発音なんか大切ではない、大切なのは中身だ!」と強弁するのは、発音教育の反対派の人たちである。そっちの流派には、日本人英語教師もいれば、英語学習者もいる。

発音教育に反対するのは、別にその人の自由だし、その人がどんな意見を持とうが構わないが、私が気になるのは、彼らの猛烈な自己矛盾である。

「発音は見かけのものだから、英語は話の中身が大切」
「世界は多様で、色々な種類の訛りがあるので、発音などはどうでも良い」

というのが、彼らの主な主張だ。

ちょっと考えたらわかることだが、彼らの主張は完全に誤っている。

なぜなら、彼らの言う「話の中身」も発音と同じく、やっぱり「見かけ」に過ぎないからだ。当たり前だろう。どれだけ立派な話でも、論理構造や文法や表現など、ちゃんと見かけを整えないと周囲に耳を傾けてもらえないので、結局「見かけ」が大切となるのだ。

論理構造や文法が間違っていれば、英語圏の大学では論文も受理してもらえないしね。

そして、世界は多様だという理由で発音がどうでも良いのであれば、当然「話の中身」も多様な世界の中では、どうでも良いはずだ。

さらにおかしいのは、発音教育否定主義者で、日本人は日本人発音で良いと主張している日本人英語教師が、なぜかthの音を舌を出して発音しようとしているという現実。

本気で英語の発音教育を否定しているのであれば、なぜ彼らはthを日本語のサ行で発音しないのか?なぜ、彼らはLとRを日本語のラ行にまとめず、言い分けようとするのか?そんなことすると英語の発音に近づいてしまうが、それで良いのか?

これが何を意味しているのかと言えば、彼らは実際には英語らしい発音を望んでいるのに、自らの願望を見て見ぬふりしているということである。

矛盾を抱えたまま、発音の重要性を否定することによって、彼らは自分の舌を引き抜き、鼓膜を破り、視野を失うことになり、英語全体の美を拒否している結果になっている。

彼らは自分の正直な気持ちを否定することにより、自らの純粋な心を飢え死にさせている。

正直さが欠けている。

そして、正直さの欠けた自分の考えを、あなたに押し付ける。

このような者たちが、世間で英語教師をしているのだ。あなたが習っていたのも、そういう教師たちだよ。

結局、英語業界の教師たちは、皆、自分が勝手に作った理想を、詭弁を使って生徒に押し付けているだけ。

今習っている教師と合わないという理由で、違うスクールに入学したところで、結局は、そこの教師の別の理想の押し付けや強制に合うという、堂々巡り。

作用(アクション)があれば、そこには必ず反作用(リアクション)がある。

押し付けや強制からは、反作用の強い「不自然な英語」しか出てこない。

不自然に硬直した英語。

あらゆる教師が、自分の勝手な教義を、生徒に押し付けている。しかも教師本人に悪気がないというのが、この問題を扱いにくくしている。過干渉の教育ママの息苦しさと同じ。

すなわち、英語学習者は、どこで英語を学んだところで、勝手に設定された理想のようなものを外部から押し付けられるので、結局、英語学習者の発音も英語コミュニケーションも、不自然なままの形で保たれたものが継続されるだけになる。

そんなものは、ヒトの自然な言語習得の過程と全く違う。

まず、ことばを自然に話せるようになるためには、自由が大切。

押し付けの無い環境で、いちいち他人と比較されないことが大切だ。

本当に、生まれつきのように英語を身に染み込ませて行って、永続的に英語を自然に話せるようになりたい人は、升砲館に来ると良いよ。

真実を知らされていない日本人英語学習者が、一人でも多く救われますように。


ショーンツジイ

文化人類学者・英語教育家
英語発音 升砲舘 館長
升砲館金剛會 主宰



ショーンツジイや弟子たちの指導する升砲館で学びたい方へ

升砲館(しょうほうかん)が目指しているものは、単なる語学教育を超えた、人間としての在り方の回復、日本人の精神文化の再興を通じた英語習得です。通じる英語ではなく「魂を響かせる英語」を獲得します。

子供不可。国籍・レベル不問。

⚠️行儀の悪い者は即退学になります

🔴升砲館とは何か?― 英語を学ぶ場所ではなく「日本人に立ち返る」道場

多くの語学教育は、「便利な道具としての英語」を提供しようとします。
しかし、升砲館が目指しているのは、「便利さ」の先にある「在り方」の転換です。

「英語を通して変わる」のではなく、
「変わった者だけが、通じる英語を語れる」

これは教育というより「再誕」なのです。

今まで英語で挫折した人、機械的な学びに疲弊した人、人生に行き詰まりを感じている人たちにとって、
英語を通じて「己の背骨を立て直す」ことができる場所、それが升砲館なのです。

🔴なぜこのような英語が必要なのか?

現代の日本人は、英語の「知識」や「スコア」にはこだわっても、“言霊”の重みを忘れてしまっています。

知識の習得は自宅でAIを活用してください。
AI相手に英語で会話をするのも初心者にはとても良いやり方です。
升砲館では「己の型を整えること」によってあなたの力を引き出します。
升砲館であなたが学ぶのは、ただの発音や表現ではなく、以下のような「姿勢と言葉の一致」― 事理一致の世界です。

・英語を「勝ち取る」のでなく、「響かせる」ための身体と心
・相手を論破する英語でなく、相手の魂を動かす英語
・中途半端にネイティブらしくなることではなく、一人の人間として世界と繋がること

つまり、英語を通して「品格」「気迫」「礼節」を取り戻すことこそが、英語修行の本質なのです。

🔴升砲館には大きく分けて二つのコースがあります

①英語を響かせる身体と心、美しい発音を習得する「英語発音道場」(6,600円/月)
②論理を超える秘術の英語修道「英語道場」(49万5,000円〜)

升砲館は誰でも入門できる道場ではありません。
上記いずれのコースでも、まずは個人面談(オンライン or リアル)であなたの声を聞かせてください。

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