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英語の真実。英語をマスターするとは、どういうことか?

ホセ・オルテガ・イ・ガセット(スペインの哲学家: 1883 – 1955)は、「大衆は愚民である。細分化されたサイエンス、専門家が、大衆を愚民たらしめている。」と断じた。

英語を知的な慰みとしてもて遊ぶだけなら、あなたは決してそれを得ることはないだろう。

ここ200年ぐらいの科学の世界的流行により、人類は物事を分類分けすることにすっかり慣れた。

要素還元論は、包括的なコミュニケーションの様式である英語を、「聞く」「話す」「書く」「読む」の4つに分類し、さらにはそれらを「語彙」「文法」「発音」などに細分化した。

近代音声学を打ち立てた発音王ダニエル・ジョーンズ教授(言語学者)ですら、英語を分析して、それぞれの英語の音素を特定のカテゴリーに分けたに過ぎず、あなたに英語の発音を教えてくれるものではない。

クオリア問題というのだが、例えば赤い色は、波長が630から760ナノメートルのときに視覚的に知覚される現象に過ぎず、誰も「赤とはどういう色か?」を他人に説明することはできない。

ただ、私たちは「赤い色」の美しさに感動することができる。

フレンチホルンの持つ豊潤な音色や、オーボエのダイナミックな揺らぎに感動することができる。

感じること。

それを得るための具体的なテクニックなど存在しない。

もちろん、インターネットで検索しても、答えは出てこない。

私たちは自分で気づかなければならないのだ。

そういう意味で、私たち人間は、基本的に孤独である。

英語の音が聞き取れないことで悩んでいるあなた。
英語の音が出せないことで悩んでいるあなた。

止め止めなく流れてくる、あなたの頭の中の思考や雑音から距離を置いてみよう。

過去でも未来でもない、「今」に心を置いてみよう。

何の解釈も加えず、それ、そのものの「英語の音」を感じよう。

100時間練習したらできるというものではない。

できるときは、最初の一歩でできてしまう。そしてそれは、彼にとっては、最後の一歩となる。

パラダイムシフトはそうやって起こる。

あなたは、自己の内面に存在する空間に、注意を払うことはできるだろうか?

思考を止め、今に住まおう。

いかがだろう?

そのとき、あなたはことばの絶美に気づくだろう。

あなたはことばの自由に気づくだろう。

それが目覚めなのである。

私は、あなたに英語を教えているのではない。

私は、あなたに自由に英語を使える状態に辿り着く方法を教えている。

学術的な説明を求められれば、私はいくらでも講義を行えるが、それではあなたはあなたの内に秘めたる才能を発揮することはできない。

当たり前だが、アメリカでは子供でも英語を話す。

そういう現実を目の前にして、言語学や神経学などの学術的な説明は、大人向けの付録のようなものである。

私のメインの仕事は、大人のあなたがあなたの潜在能力を解き放つための道案内なのだ。

「ネイティブのような自然な英語の使い手」となる原理を用いて、あなたに「あなた本来の能力に目覚めてもらう」のが、私の使命だ。

計量的にTOEICの点数を上げたい人は、他スクールで学んでもらった方が手っ取り早いと思う。

しかし、升砲館で学んだあとにTOEICを受けてみると、あっさり満点を取る人が多い。

ことばはパーソナルなもの。

あなたの今までの英語歴なんか、一切関係ない。

周囲の人が、あなたより英語力が上か下か?など、なんの関係もない。

比較する必要がそもそも無いのだ。

たとえ英語学習歴が1日の人でも、ネイティブ状態を体験できる。

その方法は、世の中では知られていない。

真実を知らされていない日本人英語学習者が、一人でも多く救われますように。


ショーンツジイ

文化人類学者
英語道場 升砲館 館長


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