SHAWN TSUJII'S

【新春企画】第1回 英語道場升砲館 英語川柳2022🎍🎌

明けましておめでとう❗️❗️寒さ厳しきおりから、皆様にはますますご健勝のほどお喜び申し上げます。

皆さまは、シルバー川柳や、サラリーマン川柳をご存知だろうか?

私ショーンは、それらの川柳の作品のクリエイティブなところやユーモアのセンスが大好きだったので、昨年、英語業界にも川柳があったら皆で一緒に楽しめるのではないか?と思っておった。

サア、思い立ったら吉日、ということで、新年に合わせて、この度、我が英語道場升砲館で英語川柳コンテストを開催することに。

11月に道場内で公募をして、門下生たちから、合計121作品の川柳が寄せられました。

素晴らしい作品が多くて、選考には実に手間がかかりましたが、とうとう集計が終わり、ここに映えあるトップ20を発表します。作者の名前は伏せての投票だったので、純粋に作品に対する投票だ。

まずは、残念ながらトップ20からは選考漏れしたが、埋もれさせておくには惜しい作品を8句紹介❗️

【21位】「ティーエイチ 舌出さないと フェロニー(felony: 重罪)よ!」by K. Fukumoto / 大阪府

【27位】「アクセント 違い分からぬ TOEIC」by K. Arai/ 東京都

【28位】「英語での 内緒話 バレてます(←願望)」by A. Iwata / 東京都

【29位】「留学後 わかるフリだけ ネイティブ並み」by K. Arai/ 東京都

【30位】「引用文 今日一番は 風呂場なり」by K. Arai/ 東京都

【31位】「画面みれば 夢中になって 全面顔」by C. Morita / 神奈川県

【32位】「連休は 海外よりも 升砲館」by A. Iwata / 東京都

【41位】「乗換の 英語放送 真似てみる」by A. Iwata / 東京都

【27位】【29位】は、まさに川柳独特の粋な悲哀(pathos)に溢れたクスッとなる作品だと思う。【30位】の引用文というのは、毎回升砲館の稽古で唱和する名言・格言のことだが、自宅の湯船に浸かっているときが、音が反響して一番うまく聞こえるというところに多くの門下生が共感して票を獲得した。

これらの作品を見てもわかると思うが、ホントにヒトってクリエイティブだと思う。よく5-7-5音節という短い文で、これだけの世界を表現できるものだ。私は、これらの川柳を何度見てもヒトのクリエイティビティに感動してしまう。

これをご覧のあなたは、上の8作品でどれが好き???

では、今からトップ10を見てみよう!10位から6位までの発表だ。

【10位】「日本語を お上手ですねと 言われたい」A. Iwata / 東京都

【9位】「悪党よ 世界に翔け 升砲館」by C. Yamamori / 京都府

【8位】「19時半(しちじはん) 2歳の娘が 「今日英語?」」by R. Uehara / 東京都

【7位】「俺もだが 変人集う 升砲館」by A. Konoto / 愛知県

【6位】「家族より 毎日会ってる 門下生」by C. Takemura / 香港

【10位】は天台宗の僧侶A. Iwataの作品。博士号を持っている彼がこういう作品を真顔で詠んでいるのが非常にかわいい。 【9位】は71歳になるC. Yamamoriの作品だ。投票に「この句には升砲館オリジナルの世界観が表現されている」とのコメントが添えられていたように、私もこれは英語教育界の悪党組織である升砲館の気概をよく表していると思う。歴史が好きな人には「悪」や「悪党」の本来の意味を知っている人も多いだろう。もともと古来の中国の漢字の定義では、体制に無条件で従うことが「善」で、体制に疑問を持つことが「悪」だったし、それに加えて、升砲館のコンセプトの「悪党」は現代の意味での悪党ではなくて、鎌倉時代に世直しのために集まった楠木正成公などの「良き悪党」のことなのです。犯罪組織ではないので安心してね!またこの【9位】に投じられた票には、「升砲館という秘密結社で鍛えられた門下生、悪党たちが世界に翔き、その実力をいかんなく発揮して世の中に貢献する姿が見えてきて、明るい未来を感じさせる川柳なので選びました。」というコメントも添えられていました。ありがとう❗️

【8位】の可愛い作品に寄せられたコメントは以下のとおり。「生活に升砲館があることを感じる。どこかほっこりする。」「可愛すぎる。子供もパパの英語が始まるって観察してるんだなと。」「ふりがなもカギカッコの会話も川柳とはいえ破調なのでしょうが、あえての破調が成功しています。19時半にふりがながつくことで、いつもの夜のオンラインでの稽古とわかるのが素晴らしい。時間の表現から2歳の娘の言葉へと焦点が絞られていくのが秀でています。」

【7位】も面白い。日本のトップ企業の重役室に勤めているエリートA. Konotoがこういう作品を作るのがカッコいいと思う。升砲館は上品でユニークな英語教育を追求しているし、このコミュニティに集まる門下生たちも面白くて礼儀正しい人が多い。この作品を推すコメントは以下のとおり。「他にも思ってる人いたんだ、と思わずニヤけました。」「確かにそうだなと思いました」「升砲館の稽古で出会う誰もが、魅力溢れる好人物で、最高の変わり者だと思います!」

【6位】は香港から升砲館に通っているC. Takemuraのかわいい作品だ。升砲館マスターコースの基本は京都・東京それぞれ月に一度の週末の集中稽古で、コロナの具合にもよるが、それ以外はだいたいオンライン。時間の都合のつく人は毎日のように升砲館のオンライン稽古に参加することもできるので、確かに、家族よりも顔を合わることが多くなるかも!?私も親兄弟よりも門下生の顔を見ている頻度の方がずっと高いよ。この作品には「熱心な学びの仲間の存在が心強いし励まされます。」「自分の現況に重なり、納得してしまいました。」「わかる〜!とにかく共感しました。」などのコメントが寄せられていた。

では、5位から3位までの作品を発表だ❗️

【5位】「偶然に 上手く言えたが ミュートです」by M. Fushinishi / 京都府

【4位】「倍音の 稽古に家族 不審顔」by A. Matsui / 京都府

【3位】「バイリンガル なりたきゃ自分の 殻破れ」by D, Koyanagi / 東京都

【5位】は、元警察官で現在は英語教師+観光通訳として活躍するM. Fushinishiの作品だ。この句を初めてみたとき、私は噴飯した😆🍚💨オンライン稽古でのペーソスが最高の形で表現されている。「悔しさが伝わるけど、面白い」「何度見ても笑ってしまいます。はい、私も何度もやりました(笑)」「シンプルに微笑ましいから!ミュートに動じず、何度でも上手く言いたい!」とは、評価者の弁。

【4位】は、大学教授A. Matsuiの作品。英語と日本語では倍音(基音の振動の整数倍の周波数の音)の出方が違うので、升砲館では英語固有の倍音を出すための日常的なトレーニングを大切にしている。確かに倍音を出すトレーニングを熱中して行っていると、ご家族もびっくりされるかもしれない。「升砲館あるあるの1つ!今では家族にも日常の出来事です。」「自分にも経験があり共感しました 。」「我が家でも同じことが起きています。」「門下生やその周りの人々の表情がとりわけ鮮明にイメージできる。」など。

【3位】は、イケメンD. Koyanagiの句。努力家らしい彼の姿勢が表されているし、単刀直入でスカッとする作品だ。概して、ヒトは大人になってしまうと自分の思い込みで色々なことに対処してしまうので、上達のプロセスの中では、今までやったことのないことをやってみることが大切。同じことを繰り返しても脳内に新たなシナプスのネットワークが生成されないからね。大人になってから外国語を学ぶ全ての人にとって、この川柳の意味は非常に大切だと思う。「升砲館での大きな気づきの一つで、私にとって大切なことであるため。」「自分の課題でもあり、取り組んでいるので、すごく共感したため。殻を破って真の英語話者になりたい!」「素直にカッコいいと思うし、その通りだから。」など。

では、2位の発表に移る。

【2位】「人生で 出逢えて最高 升砲館!!」

🌸「人生で 出逢えて最高 升砲館!!」by K. Yajima / 東京都

おめでとう、K. Yajima❗️これは多くの票を集めた。私も升砲館で皆と出逢えて、共に歩んでいることを、最高に嬉しく幸せに感じているよ。この作品を見て、すごく嬉しく思った。また、もう一つ嬉しいと思ったのは、この作品が多くの票を集めたことだ。道場内から、以下のようなコメントが寄せられました。

「そのとおり、まさに!」
「自分の本心だから。」
「心から同じ気持ちのため。」
「本当にそう思います。人生変わりました!!」

みんな、ありがとうね❗️

では、お待たせしました。1位、グランプリ作品の発表❗️

【1位】「英語話者 ワシゃなったるで バイリンガル」

🌸「英語話者 ワシゃなったるで バイリンガル」by R. Uehara / 東京都

最多の票を集めて、見事グランプリを獲得したのは、まだ秋に入門したばかりなのに猛スピードで実力を伸ばしているRexが提出した作品。すごくない!?pun(語呂合わせ)を用いているところも秀逸だけど、バイリンガルを目指すほとぼしるような意気込みが生き生きと示されているのが素晴らしい❗️第1回升砲館英語川柳2022のグランプリ受賞に相応しい作品だと思う❗️😄

「門下生の夢をうまくあらわしています!」

「目標は英語話者。目標は決して手に届きやすいものではなく、ゴールへのプロセス果てしないですが、決してブレてはいけな大切な信念です。共感・共鳴・共振しました。」

「関西風オヤジギャグ大好き💕」(筆者註: Rは関西人ではないのですが笑)

「一人称がワシャというのが、オヤジの年齢になってから英語をやる意気込みが感じられて素晴らしい!」

などのコメントが寄せられていた。

この作品は、大人になってから外国語をやる全て学習者を勇気づける最高の作品だと、私ショーンは思う。

2022年は英語の年と言われている。(→ごめん、私が今考えただけだけど)

この川柳で、2022年、皆が明るく英語の勉強に励めますように❗️

おめでとう、R❗️❗️❗️

上で紹介し切れなかった、11位から20位までの作品は以下のとおり。

【11位】「升砲館 そこに愛は あるんやで」by K. Fukumoto / 大阪府
「門下生同士のお互いの音に対する指摘や率直な感想、誰に何を言われても素直に受け止められる雰囲気は升砲館の唯一無二なところだと思うから。」「ア〇フルのパクリになってしまいますが、升砲館のキャッチコピーに使えそうでいいです。」「おそらく大地真央が出演されているCMが由来と思いますが、川柳にしても妙にハマっていて、大地真央が本当に言っているような気がしてきました。」など。

【12位】「人生の 新たなステージ 升砲館」by R. Uehara / 東京都
「英語コミュニケーションは私の仕事、プライベートにおいてはや必須です。そんな中、英会話に挫折の繰り返しで諦め状態となっていた私に升砲館は私にとってマインドセット、向上心そしてエネルギーを補給してくれる貴重な場と言えます。現役、リタイア後を問わず「人生の新たなステージ升砲館」に感銘しました。」など。

【13位】「一音素 発するだけで 差は歴然」by Vicky Tsujii / 京都府
↑これは理事長ビッキーの作品。「升砲館の門下生が他のスクールや、一般的な日本人英語学習者とのレベルの違いを端的に表した良い川柳だと思いました。」「自分自身が目指す一音素だけで、周りに差を認めさせる境地を上手く言い表していて共感しました。」「上手い人は本当に一音素だけでわかりますよね。そうなりたい!」など。

【14位】「万端の 準備で予約 操作ミス」by S. Mugiuda / 大阪府
升砲館の予約はオンラインシステムで行っているのだが、人気があってすぐに予約が埋まってしまうクラスもあり、受付開始の時間は早押しクイズ状態になるときも。「思わず頷いてしまいました。」「切ないですねえ。ウン、わかるわかる。」などの共感を得て14位を獲得。

【15位】「ひと聞きで 升砲館だと わかる音」by Shawn Tsujii / 京都府
↑これは私、館長ショーンの作った川柳だ。やったー、15位になったぞ〜!嬉しい。「自分もそうなりたいと共感できる」「みんなでその域に到達したいと願っているから」「倍音の効いた呼吸の深い響きのある音が想起されます」といったコメントが寄せられていた。評価してくれた人、ありがとう❗️

【16位】「オフライン 会ってたはずが まだ2回」by A. Iwata / 東京都
「升砲館あるあるだなと思い、クスッとしました。」「こういうメンバーが何人もいたから!」「オンラインで親しくさせてもらってるので、オフライン稽古で会ったときも誰が「初めまして」か判らず毎回躊躇します(笑)」など。

【17位】「青春の ページの殆ど 升砲館」by J. Hamazawa / 京都府
↑これは高校3年間丸ごと升砲館で修行していたJの作品だ。最年少で指導員まで上り詰めた彼女が、どれほど青春時代を升砲館にコミットしてくれていたのかを考えると、私は非常にキュンときた。J、ありがとう。

【18位】「門下生 僕からしたら みな外人」by D. Koyanagi / 東京都
↑一念発起して2021年升砲館に入門した、Dの作品。確かに入門時は特に、先輩が上手く聞こえるよね。その心情を表した、実にかわいい川柳だと思う❗️

【19位】「唯一無二 タレント集う 升砲館」by K. Arai / 東京都
↑升砲館は色々な職業、色々な才能を持つ人が集まっているコミュニティで、少数派ではあるがハリウッド映画に出ている俳優や、業界の著名人も在籍している。「英語力に関係なく、できない人を見下したりする人がいない升砲館の雰囲気が出ている。」「皆が仲良しで、お互いを認め合っている感が出ている。」などのコメントが寄せられて19位を獲得。

【20位】「運命です 入門したの 運命です!!」by K. Yajima / 東京都
この投票には、「正に、私の心の声を代弁してくれているからです!!」というコメントが添付されていた。道場主である私ショーンから見て、これほど嬉しく、身が引き締まるような川柳があるだろうか?皆の気持ちにもっともっと応えられるように、私はなりたい。本当にありがとう❗️

新春の特別企画だったので長い記事になってしまったが、最後まで読んでいただきまして、本当にありがとう。

和洋一体の思想(文化人類学視点に立ってそれぞれの文化を大切にすることにより、それぞれの伝統文化の継承に貢献し合える関係構築を試みるという私ショーンの思想)による社会貢献を目指す私ショーンにとって、今回の英語川柳は初の試みであったが、非常に面白く意義のあるものとなりました。

よくこんな川柳なんて粋な芸術を昔の人は発明したものだ❗️と素直に感心するし、今回、素晴らしい作品を作ってくれた皆の創造力の高さには、私は本当に感動したし、頭(こうべ)を垂れる思いです。

素晴らしい作品を提出してくれて、皆んな、本当にありがとう❗️

2022年も、こうやって皆んなで楽しんで学んで行こう❗️

そして、また来年、第2回の英語川柳大会を行うぞ❗️

来年も、私は今年のように匿名で作品を出すから。私自身も川柳の腕を上げて行きたい☺️

皆んな、愛してる❗️

升砲館館長ショーンツジイ


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