写真は世界中からクライアントを集める京都の名門刺青処、針三昧の代表の五打(ごうち)氏。五打は国際的に知られる名彫師で、私の刺青はすべて彼によるものだ。五打と私は14歳からの友達で、もう36年になる。私が大変尊敬するアーティストだ。五打、素晴らしい作品を彫ってくれてありがとう。
さて、今日は英語学習の話をしよう。
英語の音声を聞きながら、同時にそれを自分の口を使ってなぞる。それがシャドーイングという英語の練習法だ。
シャドーイングをやっても、英語はうまくならないし、わざわざ時間をかけてしんどい思いをしているだけだよ。
同時通訳者が訓練上シャドーイングをやっているというだけで、シャドーイング練習をやった人が英語の上級者になれるわけではない。
原因と結果の因果律の誤ち。
中学の体育の授業の卓球と似ているかもしれない。
一般の生徒は、卓球部の一番弱い部員のサーブでも速すぎて打ち返せない。体育の授業で卓球がうまくできるのは結局は卓球部の部員たちだけで、体育の授業のカリキュラムで一般の生徒がいくら卓球をがんばっても上級者になれるわけではない。
ちょっと考えたらすぐにわかる。
例えば、ギターの弾き方、運指も、ピッキングの仕方もよくわからない人が、ひたすらお手本の課題曲を聞きながら、同時に自分のギターを弾いて続けるという練習を行うとする。
講師からのフィードバックは、「この音が出てませんね」とか「リズムが合っていませんね」ぐらいで、毎回一緒。
それで、ギターがうまくなるのだろうか?
お手本を聞きながら同時に同じように弾けるのは、すでにギターが相当うまい人だけだ。
結局、シャドーイングをやっても、
・英語のリズム感もイントネーションの修正も微々たるもので、日本語訛りのまま
・発音も、日本人英語のまま
・目の前の音に右往左往して、脳みそがクタクタになる
・実際の英語コミュニケーションではほとんど役に立たない
・リスニングは、人によっては少し良くなる(その程度ならシャドーイングでなくても良くなるが)
・時間とお金をかけても、ほとんど意味なし。ただ、がんばった感だけは残る。
シャドーイングの効能を謳う宣伝文句に騙されてはいけない。
シャドーイングには、むしろあなたの英語を劣化させる。
スペースの都合上、ここでは書ききれないが、理由はたくさんある。
さらに、99.9%が知らない、シャドーイングの指導者もわかっていない、シャドーイングの決定的な誤ちというものもある。詳しく知りたい人は、升砲館のセミナーに来てくれたまえ。シャドーイングには、世間で覆い隠された「上達しない秘密」があるのだ。
英語学習のデトックスが必要な人が多い。ちゃんとデトックスすると、人生が変わるかもしれないよ。
では、今日も笑顔で最高の1日を❗️
輝け、大人❗️大人が輝くことが、日本の子どもたちの未来を明るくする❗️