日本は良い国だが、暮らしにくいところもある。パワハラ、モラハラが非常に起こりやすいし、加えて、相手を傷つける自己愛性人格障害者やコントロールフリークたちが活動しやすい土地柄だ。
それには文化的な理由がある。
ミシガン大学の文化人類学者ニズベット教授によれば、世界の文化には二つの大きな潮流があり、ひとつは欧州発の啓蒙思想、もうひとつは東アジア源流の儒教思想。
啓蒙思想は200年前に始まった英国のジョン・ロックやアダム・スミス、フランスのジャン=ジャック・ルソーに代表される主義で、民主主義の源流となった思想である。近代科学の隆盛とも密接に関わっている。
他方、儒教思想は孔子が創始者。2500年間続いている思想で、その大きな特徴は年功序列と男尊女卑。日本では1400年前の大化の改新のころに導入が始まった。
儒教世界では、年功序列で集団内の意思決定がなされることが長らくの慣習となっており、西洋のように、年齢に関係なく「話の中身」で意見を闘わせるオープンな議論の伝統がない。
欧米の学会で学者たちが、儒教的な日本の民主主義を「シルバー民主主義」だと議論しているのは、うまい表現だと思う。
私は文化人類学者の視点から言えば、加えて、日本の民主主義の側面を「感情的な民主主義」と呼んでも差し支えないと思う。
かわいそうな被害者のポジションを取り、対立相手を悪者にすれば、議論で非常に有利な立場を得ることが可能となる日本。
片方の主張の方が理性的で筋が通っていても、より感情的に「かわいそう」な側が議論に打ち勝つのだ。
年齢差のある場合は、年長者の意見が通る。
年齢差が影響しないフラットな関係に於いては、被害者ポジションを取った側の意見が通る。
そのようなものは、もはや民主主義ではないようにも思える。
文化人類学者タタラ教授は、日本は「自分を立腹させた罪により、相手を罰する」という慣習が幅広く見られる文化だと述べた。
上司「これをやっておけって言っただろ!1週間も経ってるんだぞ!」
部下「そんな。。。1週間は経っていません。伺ったのは3日前です。」
上司「口答えするな!」
これは日本で見られる、典型的な「自分を立腹させた罪により相手を罰する」例のひとつである。
この上司は「3日だったのを1週間に盛って、それを根拠に部下を責めた」ことを、全く悪いと思っていない。もともとは、自分を立腹させた部下が悪いのだから。
「自分が悪い癖に、こちらに間違いがあるなんて指摘するとは失礼極まる!こいつは全く反省していない!」
というのが、この上司の感情。
日本では、事実に基づく根拠よりも、年齢や序列に関連する主観的な感情が優先だ。
西洋では、客観的な事実に基づいた根拠がスタート地点で、双方がその前提で話し合うのが議論のルールになっているので、両者には大きな違いがある。
そのような土地柄の日本では、やたらと偉そうに生徒にマウントを取る英語教師が多い。生徒が正しいことを言っても、自分の間違いは絶対に認めない邪悪さ。
生徒のちょっとした間違いを、嫌味ったらしく指摘。自分の有能さの誇示。生徒の無能さのあぶり出し。
英語の達者な日本人には、なぜかそういうタイプの邪悪さを持つ人間が多い。
英語レッスンの名を借りた、トラウマ製造場。
どれほど奴らがあなたの自尊心を奪っているのだろうか?
どれほど奴らがあなたの未来を奪っているのだろうか?
奴らは、まるで正しい行いをしている善人のように振る舞っている。
私は、大変腹立たしく思う。
奴らは教師という誇り高き聖職に就いている人間ではない。ただの小悪党だよ。
「ショーンが極悪メソッドを名乗っているのはとても良いことだよ。自らが巨悪となって英語業界の小悪党どもを撃滅せしめるんだ。」
元生徒であり現友人である中川洋一氏が昔言ってくれたことである。ありがとうね、イチ。
儒教社会の日本にも、昔からフェアな考え方をした人たちは一定数いた。私が大啓蒙思想家であった福澤諭吉先生を尊敬しているのはそのためである。
グローバルな視点を持ち、フェアな生き方を選択しよう。
もし、あなたがこの記事を見て何か感じるのであれば、あなたは私の仲間だ。
英語が流暢になるだけではなく、自分も他者も尊重できる生き方をしよう!
子供たちの未来のためにも、日本の大人社会を少しでも良くしよう!
日本全国の仲間たち、升砲館に参加しよう!
現状を打破したいあなた、英語に行き詰まっているあなた、私が救ってやる!
極悪メソッドが、あなたの健やかな才能を自由に羽ばたかせる。
嫌味な語学マウントに負けない、強い英語話者となろう!
正々堂々と勝とう!
最後に、一番大切なこと。
自分の欲望に忠実になるだけで良い。それで大人からでも英語が話せるようになる!
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