ショーンだ。週末は、升砲館比叡山道場でZクラスのみんなにデニスと私の誕生日をお祝いしてもらいました。デニスは11月26日生まれ、私は12月15日生まれで、共に射手座。陰陽五行で言えば、デニスは丙辰で、私は庚辰。Zクラスのみんな、祝ってくれて本当にありがとう!びっくり、そしてとても嬉しかった!感動しました!
ところで、あなたは自己愛性人格障害というものを聞いたことがあるだろうか?
自己愛性人格障害者(NPD)の彼らは、一見、人当たりが良く、常識をわきまえた極めてまともな人間だ。容姿も端麗で、社会的なステータスの高い人もいる。
ただ、見かけと違って、内面が病的に屈折しているのが特徴だ。
あなたの周囲に以下のような人間はいないだろうか?
・人の悪口や批判を好み、生きがいとなっている
・人の不幸や失敗、欠点に対してニッコリ笑みを浮かべる
・他人同士を争わせて仲違いさせる
・自分が間違ってると言う発想がない、謝ることがない
・一切、他人を褒めない
・とにかく他人同士が自分を差し置いて仲良くするのを嫌う
・他人が悪く言われてる内容を本人に伝える(もしくは創作する)
・他人への評価がコロコロ極端に変わる
・自分に出来る事を他人が出来ないと見下す
・嫌な事があると他人のせい、もしくは社会のせいにする
・話に筋が通っておらず、一貫性がない。前に自分が言っていた事と正反対の事を平気で主張する。
私は、若いころに自己愛性人格障害というものを知り、この30年以上フィールドワークを続けている。特に私が30代のときは、身近に自己愛性人格障害者がいたので、パーティシパントオブザベーション方式で調査を10年以上も継続することができた。
とにかく、自己愛性人格障害者というものはプロの精神科の医師でも手こずると言われるぐらい嘘をつきまくるのだが、そのメカニズムは、文化人類学者グレゴリー・ベイトソンのダブルバインド構造とも共通点が多々見られて興味は尽きない。
世の中に一定数存在している自己愛性人格障害者。障害者と言う呼び方に敏感な人もいるが、この言葉は英語のpersonality disorder(人格障害)から来たもので、全く差別的なものではないことを知ってほしい。
自己愛性人格障害者は、自分が中心でいないと気が済まないので、他人と他人を衝突させる。
彼らが得意なフィールドは、密室の会談の状況だ。
一対一の状況で、「Aさんがおまえのこと×××って言ってたよ」などと吹き込む。あなたがAさんにわざわざ「A、お前は俺のことを悪く言っていたのか?」と確認を取らないことを、彼らは心得ているのだ。
自己愛性人格障害者のターゲットとなったあなたは、孤立させられ、自分を責め続けるようになる。
自己愛性人格障害者の基本的な行動規範は、自分より下の人間を作る事だ。
自分は特別な人間だというアピールがとにかくすごい。
また、彼らは言うことがコロコロ変わるが、それを絶対に認めない。
英語では”Don’t kill the messenger.”と言って、良くない行いとされていることだが、(彼らにとって)悪い知らせを伝達したあなたを、自己愛性人格障害者はとことんこき下ろす。
指摘するあなたへの人格攻撃(ラテン語で言うad hominem)により、優位に立とうとする。
あなたを苦しめる配偶者や家族は、一過性のヒステリーや性格のせいなのだろうか?
自己愛性人格障害や境界性人格障害のケースがあてはまるかもしれないよ。
あらゆるコミュニティの中に、自己愛性人格障害者はいる。
アメリカでの調査ではそういうソシオパス的性質を持つ人間は、20名にひとりの割合と言われている。
文化人類学的に言えば、ウチとソトの文化である日本には、アメリカ社会よりもっと多くの割合で潜在的にソシオパスがいると私は見ている。
もし、あなたがこのような自己愛性人格障害者に苦しめられているのであれば、私は相談に乗る。連絡してくれたまえ。
とにかく、モラハラ、パワハラ、対人操作、辻褄の合わない主張をしてくる人間、密室の会談に、各自気をつけよう。
ひとりひとりの大人が自由と輝きを取り戻して、明るい社会になりますように。
日本の子供たちのためにも、明るい社会を作ろう!
では、今日も笑顔で最高の1日を!