写真は京都東山の八坂の塔。幽玄な色味の美しい黄昏時。
手術のためにしばらく入院していたが、とうとう明日退院だ。
世の中には科学を悪く言う人もいるが、そもそも子供時代に小児喘息だった私がこの年まで生きながらえてこれたのは、ひとえに科学のおかげである。
本当に科学はありがたい。今回の入院でもそう思った。
おかげで大人になってから今の健康状態が一番良いように思う。
さて、「人間こそが諸悪の根源。生まれてこないほうがよかった。」
哲学者デイヴィッド・ベネターで知られる、反出生主義である。
動物虐待
環境破壊
戦争
人間が存在し続けるかぎり、苦痛は増え続ける。
そう考える思想だ。
ショーペンハウアーの悲観主義とも似ている。
なるほど、わからなくもない。
人間は愚かだ。
だが同時に、驚くほど偉大でもある。
私は人間が好きだ。
私は文化が好きだ。
だから私は、文化人類学を生涯の研究に選んだ。
これほど魅力的な学問は、他にはあるまいと今でも思っている。
「人間こそが諸悪の根源」だとする人に、私は問いかけたい。
もし人間よりはるかに知能が高く、優れた種が地球の支配者だったら、あなたは本当にそれを望むのか?
人間は動物園に入れられるかもしれない。
あるいは家畜になるかもしれない。
私は人間である。
だから、地球の主は人間であってほしいと思う。

升砲館 金剛會 ショーンツジイ
プロイングリッシュスピーカー育成ディレクター



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