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春疾風、比叡に響く、英語の音

春疾風、比叡に響く、英語の音。

こんばんは、英語に悩んでいる人に本当に英語をマスターしてもらって「自由に自分を表現できる世界を心の底から楽しんでもらいたい」と考えているショーンだ。

今日は私が非常に重要だと考えていることについて書く。

冒頭の文章とは相反するように見えるかもしれないが、ここで、私が一番伝えたいことは、「無理して英語をやる必要はないよ」ということである。

英語に限らず何でもそうだが、世の中の先生たちは、自分たちが一生懸命に努力してできるようになったものだから「あなたも絶対できる」と熱心に励ましてくれる。

有難いことでもあるが、私たちはひとりひとり違う人間なので、得意なことや不得意なことなど、それぞれの特性が違うことは当たり前のことである。ゆえに、努力してもできないことがあるのも、私たちにとっては普通のことである。

例えば私ショーンは良き師に巡り会えたり、時間を忘れて熱中したおかげで、空手とギター、文化人類学や社会科学は少々できるようになれたが、中国語、ドイツ語、スケボー、習字、料理、絵画、ボーリング、ゴルフなどは、努力しても全く芽が出なかった。

努力を続ける気も湧かず、上記の全ては見事大失敗に終わった。

18歳のとき、私はエアロビクスの体験クラスに行ってみた。苦しくて息が上がっている私の隣まで来て「元気出して!」と励ましてくださるインストラクターの先生の満面の笑顔が、私には実に辛かった。

先生の笑顔は有り難かったが、いくら「あなたにもできるわ!」と言われても、それは私ショーンにはプレッシャーでしかなかった。

「あなたは向いていないようね」と言われるほうがマシだったかもしれない。

「自分なりにやったらいいよ」と言ってもらえたら、どれだけ気が楽になっただろうか。

「私も努力してできるようになったのだから、あなたも努力すればできるはず」という一見まっとうな指導者の考え方の重圧に、多くの学習者がもがいている。

自信を失う学習者も多く、これでは、うまくなるものもうまくならないのでは?

英語が完璧にできなくても死ぬわけではない。

心やすく、楽しく取り組めば良いと思うし、実際、その方が上達のスピードは速い。

シャイな人は、まずはシャイな部類のアメリカ人のように英語が喋れることを目標にすると良いと私は考えているし、

雄弁に英語を話したい人は、雄弁に英語を話すように取り組めば、必ずそうなれる。

速く英語がうまくなりたいのなら、真剣に楽しむことだよ。本当に。

私たちは自分以外の人間にはなれない。無理しないでいいよ。

あなたらしい英語を喋ること。それが一番大切。

そうしていると、必ず才能は開花する。


ショーンツジイ

文化人類学者・英語教育家
英語道場 升砲館 館長


↑極悪メソッドを限定公開。英語に伸び悩んでいるあなたへ、本当に英語を話せるようになりたいあなたへ。
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