写真は、タキシード・スーツ界のオートクチュールで広く知られるDAVID LAYER伴野友彦氏と。義息子デニスが知り合って、私に紹介してくれた。
伴野氏は仕事や作品のクオリティの高さだけでなく、哲学もお人柄も含めて、最高のプロフェッショナルだ。升砲館の門下生たちにも今後、伴野氏のお世話になる者が出てきそうで、私は皆が本物に出会ってくれることが嬉しい。
さて、以前の記事で私は「日本人が舐められないように」という思いから英語道場升砲館を創設したと書いた。
今週の報道で、その理由がさらに深まった。
大学入試問題のデモンストレーションで、中国製AI「DEEPSEEK」が、ついに米国のChatGPTを超えたというのである。
なんと、アメリカのお国自慢だったAI分野で、中国が“勝った”のだ。
日本ではいまだに、
「中国は後進国だ」
「マナーも悪いし、教養も低い」
というイメージを抱く人は少なくない。
たしかに、マナーの悪い中国人もいる。
だが14億人という規模を忘れてはいけない。
もし上位1割が極めて高い知性を持つエリートだとすれば、その人数だけで日本の総人口をはるかに超える。
GDP、研究開発投資、技術力、人材、インフラ、どれを見ても、中国はすでに日本の“手が届く範囲”にはいない。
事実、基礎研究でも応用研究でも、中国は「模倣」の段階を完全に抜け、AI、量子科学、バイオなど未来技術の“イノベーション”を自国で創り始めている。
世界大学ランキングでも、
清華大学12位、北京大学13位。
東京大学は28位、京都大学は55位。
差は歴然だ。
この“開き”は、少々の努力で埋まるレベルではない。
物量も質も、構造そのものが違う。
にもかかわらず、日本は過去の成功体験を引きずり、
「自分たちはまだ勝っている」
という幻想を捨て切れない。
和の日本精神は美しい。
寛容さ、大らかさ、人を思いやる、弱きを助ける文化は日本の宝だ。
私ショーンも、日本のやさしさに何度も助けられてきた。
だが、現実を見誤るほどのお人好しではいけない。
世界中が生存競争をしている。
“遅れた者が生き残れる”ほど、世界は甘くない。
中国を侮れば、完全に置いていかれる。
平和ボケ。
英語で言えば、paralyzed in peace(平和の中での麻痺)。
これは悲観でも恐怖でもない。
ただの事実だ。
だからこそ私は、日本人が国際社会で舐められぬよう、
知性と声と文化を武器に戦えるように、
升砲館という道場をつくった。
もちろん、日本人の中にも意識の高い人もいれば、そうでない人もいる。
どの国でも同じだが、国民全員が良い人なわけではない。
ただ、
ひとりひとりの高潔さ、そこが汚されるのが、私はたまらなく嫌なのだ。
日本よ、目を覚ませ。
立て、日本人!
学ぼう、日本人!
英傑のあなたへ

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