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かわいそう!高梨沙羅選手への「メイクしている暇があれば練習しろ」という批判が誤りである理由

ショーンだ。

スキージャンプの高梨沙羅選手が「メイクしている暇があれば練習しろ」という批判を集めているらしい。

最近流行りのキャンセルカルチャー(自称良識派の大衆が寄ってたかって有名人を潰す行為)の一種にも見える。

ご本人の気持ちを考えると、私が胸が締め付けられる。

私は以下の3つの点で、高梨沙羅選手へのメイク批判はおかしいと考える。

①自分の価値観を他者に投影し過ぎ。

まず、本人にとってメイクがどれだけ大切なものか?ということは、他人には絶対にわからない。自分にとってメイクが重要でないから、高梨沙羅選手にとってもメイクは重要でないと決めつけるのは、あまりに短絡的なのではないか?他者を尊重するという精神があまりに薄いのではないか?

②メイクと成績との因果関係が分からないのに、メイクのせいにして批判している。

きっちりメイクをしているからこそ、高梨沙羅選手はアスリートとして邁進できている可能性は、少し考えたらスグに想像できる。子供のころに親に「そんなにゲームをしている時間があるのに、その時間を勉強に使ったら、どれだけ成績が上がるだろうか!」と叱られた人も多いはずだ。親はわかっていない。その子はゲームをしているから勉強もできるということを。本人の意思でゲームを止めるのであれば良いけど、無理矢理ゲームを取り上げたら、成績も下がるし、精神を壊すこともある。

③もともと、メイクは個人の自由の範囲であること。

パーソナルな事柄について他者がゴチャゴチャ言うのは、ホント余計なお世話だと思う。

高梨沙羅選手、せっかくだから、この機会に、ぜひ、もっとメイクを追求なさっても良いと思いますよ。

もっと派手にしても全然良いかも。

さらに美しく華やかになられて、若者に対する冬季スポーツの普及の貢献にも繋がると、私は思う。

どうせ、高梨沙羅選手がメイクを抑えても、彼らが批判を止めることはないし、また、もしメイクするのを止めてしまったことで高梨沙羅選手の成績が下がっても、彼らは責任を持ってくれないからね。

ということで、高梨沙羅選手、これからも自分らしく突き進んで。

応援しています!

大人の世界からもいじめが無くなりますように。


ショーンツジイ

文化人類学者
英語道場 升砲館 館長


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