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フェアな話し合いができることが大切

写真は義息子の小柳デニスと神田うのちゃんと。

英語には “Don’t judge a book by its cover.”(本を表紙で判断するな) という言葉がある。
かつて私は、派手な見た目からうのちゃんを性格がキツそうな部類の人だと思っていた。今思えば、実に恥ずかしい偏見だった。

実際の彼女は、知的で、公平な感性を持つ立派な人物だ。マナーを欠いた人に対しても、臆せずきちんと注意できる人だ。

小柳デニスもまた派手さを持ちながら、フェアで信頼できる義息子である。

さて、古代ギリシャに始まった「フェアプレイ」の理念は、スポーツや哲学、討論の文化を支え、西洋文明の礎となっている。

事実に基づいたフェアな議論をするのは、国際社会の基準だ。

次の会話例をご覧いただけるだろうか?

《職場にて》
A氏「先輩、次のプロジェクトにこんな案はいかがでしょうか?」
B氏「前例がないから採用できないね」
A氏「分かりました……」

《翌日》
A氏「前例を見つけました! あのプロジェクトどうでしょうか?」
B氏「俺はやらないって言っただろ!」
A氏「……」

これはフェアな議論ではない。

「前例がないから」という理由もどうかと思うが、、それ以上に問題なのはB氏の姿勢だ。

A氏は真剣に調査し、根拠を示した。だがB氏は論点をすり替え、ゴールポストを動かした。
結果、A氏の労力と時間は無駄になった。

そもそもウソだったのだ。Bの述べた「前例がないから」という理由が。

もしこの後、B氏が「予算オーバーだから採用できない」と言い出して、A氏が努力して予算を抑えたとしても、B氏はさらに別の理由を持ち出すだろう。

このような「自分の発言に責任を持たない」態度は、儒教的な年功序列社会の中では通用しても、国際社会では致命的に信用を失う。モメるのは必然だ。

私の仕事は英語の使い手を育成することだが、残念ながら、英語を教えても仕方のない人がときどきいる。
それが、B氏のようなタイプだ。

言語の前に思想がある。

そもそもフェアな議論のできない人は、英語をやらない方が良いかもしれないね。

思想が大切なのだ。

英傑のあなたへ。


ショーンツジイ

プロイングリッシュスピーカー育成ディレクター



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