ショーンだ。今日は沖縄に来ている。明日と明後日、私が学ばせてもらっている易選流の勉強会が沖縄で開催されるのだ。
易選流の山本るみこ先生は知る人ぞ知る陰陽五行の第一人者であり、私などが習わせてもらうのはもったいないぐらいのお方だ。いつも明るく私を指導してくださる先生の温かいお人柄と中身の鋭さに、私は頭(こうべ)を垂れるばかりである。
陰陽五行はまことに奥が深い学問で、私などは入り口をうろついているド初学者だ。しかし、易選流で学ぶ陰陽五行は歴史とも密接な体系で非常に面白い。明日と明後日に学ばせてもらうことを、私は非常に楽しみにしている。
さて、私が今日お伝えしたいことは、英語能力獲得に於ける「自己流の重要性」である。
「自己流の否定」があなたを潰す。
英語を教え始めて33年。今まであらゆる教授法を実地で試したからこそ言えることがある。
私も昔は一生懸命に生徒に指導しようとしていたが、長年に渡るフィールドワークや追跡調査で色々と真実がわかってきた。
ヒトにとって、「良きお手本+自己流」が本質的に大切だ。
- ヒトはいちいちめんどくさいことを習わなくても、手本をちゃんと観察できれば自己流で英語ペラペラになれること。
- 世の中では自己流を軽んじる風潮が強いが、自己流というのは、才能の資源であること。
- 自己流の中に、その人の黄金のような才能が眠っている。その人の地下水脈は自己流の中に流れている。
- とにかく、勉強なんかやらなくても英語はペラペラになれる。というか、むしろ勉強すればするほど、ペラペラからは遠ざかる。
- 永続性のある英語力を自分のものとするには、自己流が絶対要件。他人から授かったものなど、全く残らない。
- まずは先にある程度ペラペラになること。その後に必要なことに絞って英語を勉強すれば良い。そうすると最短距離で英語がマスターできる。
モーツアルトもアインシュタインもレオナルド・ダ・ヴィンチも、レンブラントにしても、文化や文明というものは先人たちから継承されるものである。
しかし、ヒトの個別の能力の獲得や表現方式に関しては極めてパーソナルなものであるからして、どんな人でもホントは自分の世界は自分で切りひらいてきた。
ことばも同じ。
あなたの母語は日本語だろうか?
あなたはネイティブ話者としての日本語を、「お手本+自己流」で身につけたはずだ。
ちゃんと手本を見たら、あとは自己流で良いよ。自分で引き出すことが重要。
と言うか、自己流でないとペラペラになれない。
自己流で美しい英語を流暢に話せるようになれる。
その方法は本当はあなたの目の前にあるが、あなたはまだ気づいていない。
あなたの自己流の中に、重大な手がかりがあるのだ。
自分を大切に!