こんばんは、ショーンだ。
私は、私の弟子たちの活躍が自慢だ。
「自慢するな」と思う人もいるだろうが、そんなの知るか。
私は私の弟子が、かわいいのだ。
今日は、ニューヨークで活躍するボーカリスト、高橋千尋からもらった手紙を載せる。
私の英語人生を変えた最高の授業
高橋千尋(ニューヨーク・歌手)
私は2005年、渡米直前にショーン先生の存在を知って、3か月間、ショーン先生による英語の発音矯正のクラスを受けました。
それまでジャズボーカルを勉強していた私は、アメリカでワークショップを受けていた経験があり、その時に英語の発音の壁に直面して、これをクリアしなければ前へ進めないと実感していました。
何故ならば、歌の歌詞を完璧にネイティブにも伝える事が出来なければ英語で歌う意味がないと思ったからです。こちらでは、何を言っているかわからない曖昧な発音ではまともに歌を聴いてもらえないのが現状です。
授業を受け始めた当初、英語力も乏しい私は不安でとても緊張していた覚えがあります。
ところが授業が進むにつれて緊張する事を忘れてしまうくらいに楽しむようになりました。そうして自然と授業に集中出来た大きな理由は、”英語を学ぶのにこの上ない環境”をショーン先生が作り上げていることにあると思います。そのような環境は世界中探しても見つからないかも知れません。
私はアメリカに住んでいて、こちらでも色々と発音矯正のクラスを取った事がありますが、残念ながら、いまだにショーン先生を超える教師に出会うことが出来ません。ニューヨークにいても、得たくても得られない英語教育環境が日本にあるのです。
ショーン先生は日本語も知っておられ、英語と日本語の特性の違いを熟知されていますから、当然ながら2つの観点から指導することが可能です。しかし特筆すべき点は、非常に幅広い専門知識を元にした、音楽的で斬新、かつシンプルな独自のアプローチにあると思います。
それは無駄も欠けているところもひとつもない、バランスよく目的までの明瞭な道を示してくれる非常に優れた、そして本質に迫る深い授業内容なのです。英語を話す時の発声の仕方を楽器に例えて指導された時の衝撃は、私にとってこれまで受けてきた英語教育を完全に覆してしまう程のものでした。
でも、それによって急速に英語に親しみを持つようになり、今までとは違った観点から(例えば音楽を学ぶように、英語の音やテンポ、リズムを体で覚えるといったふうに)学ぶことでより上達への近道になったと実感。本来の英語の持つ美しさや響きといった本質に直に触れることで、より言葉を深く理解できるようになります。
「上達への近道」というのは、決して安易に早く技術を習得するという意味ではなく、本質を知って正しく理解することが結果的には遠回りせずに目的を達成することに繋がるのではないでしょうか。
それに加えて、ショーン先生はおそらく様々な訓練や経験を積まれたからなのでしょうか、非常に”優れた耳”をお持ちなのです。僅かな音の違いも決して聞き逃しません。
そして、その違いを完全にマスターするまで忍耐強く指導して下さいました。
耳で聞き取れない音やテンポ等もコンピューターで声紋を詳しく分析して、さらに分かり易く説明してくれました。その積み重ねがあって、私はある瞬間から英語を聞き分ける耳を持ち、正しく発音する事が出来るようになったのです。
その感動は私にとって、素晴らしい音楽を聞いた時の気持ちと同じくらいのものです。
私の考える”偉大な教師”とは、
・学ぶことの楽しさや喜びを伝えられる。
・自然にその世界へと引き込む。
・障害になっている壁を取っ払う事ができる。
・教師の教えることへの情熱を感じる。
・生徒の上達への変化に気が付く。
・自分自身で学ぶ方法を伝えられる。
お人柄や教育経験を含め、ショーン先生はこれらの条件を全て満たされている偉大な教師だと思います。
何かを学ぶ時、それを学ぶのに一番良い環境にいるという事はとても大切です。しかし、最高の環境だからといって、学ぶ立場の私達に学びたいという意志と熱意、そして持続する努力がなければ簡単に習得出来るはずはありませんね。ただ素直な気持ちでその身を任せていればそれだけの効果は表れると思います。
また日本へ帰って最高の授業を受けたいです。
高橋千尋
チヒロよ、ありがとう。
チヒロの活躍に、私も勇気付けられるよ。
光栄だよ。本当にありがとう。