SHAWN TSUJII'S

英語発音矯正のおかしさ

写真はのぞみと。私の親戚で高校生。昨年の12月14日に銀座シックスで開催した升砲舘のスピーチコンテストを手伝いに来てくれたときの写真。

のん、お役目果たしてくれて、立派だったぞ!

よく頑張った!

さて、今日は英語発音について書く。

英語の発音レッスンで、何度も何度も先生にリピートさせられ、心が折れた。

そんな経験を持つ人は、少なくないだろう。

私は断言するが、

そのやり方では、本質的には、決してうまくならない。

できないことを、何度繰り返してもできるようにはならない。

むしろ、できない自分を刷り込むだけだ。

「英語発音矯正」─ 最近ではよく聞く言葉だが、もともとこの言葉をつくり、メディアに出したのは、私ショーンである。

1996年。インターネットが普及する前の時代、情報源といえばリクルート社の『ケイコとマナブ』。全国の英会話スクールがこぞって広告を出していた雑誌だ。

私もそこに広告を載せていた。当時、「英語発音矯正」という言葉を出している人間は、私以外にはいなかった。編集部にも確認した。

つまり、この言葉の出処は、私である。

だが今、私ははっきりとこう言いたい。

「英語発音矯正」という言葉自体が、世間に誤解を生んでしまった。。。

私は、現在流通している発音教育に大きな不満を持っている。

なぜか?

■ 発音(pronunciation)ばかりで、話し方(enunciation)を無視している。
音を個別に出せても、滑らかに話せなければ意味がない。

■ リエゾンのルールに頼りすぎて、本物の音の速さに追いつけない。
英語は、教科書の中ではなく、現実の息づかいの中にある。

■ 「英語は低音で話す」「喉を使え」など、眉唾ものの珍説が跳梁跋扈している。
そんな声で話しているアメリカ人がどこにいる? それぐらいちょっと耳を澄ませばわかるはずなのだが。ダースベイダーを演じるときのジェイムズ・R ・ジョーンズぐらいだろう。

■ 教科書通りの音を「再生」することが、正解とされている。
だが、英語の「正解」はそんなところにはない。

同じ音でも、出し方は一人ひとり違う。

そして、アメリカの中でも、千差万別の発音がある。

だが、同時に「文化の根底に流れるスタイル」がある。

それが「話し方(enunciation)」だ。

それが「英語のリズム」だ。

そして、

それこそが、

言葉の“生命”なのだ。

私は今日、この場ではっきりと言いたい。

英語を「矯正」してはならない。

英語は、「修正する」ものではなく、「解き放つ」ものだ。

あなたの声には、無限の命がある。

あなたの息には、無限の光がある。

力んだ声や息を押しつぶすのではなく、響かせること。

それが、本当の「英語の道」だと私は思う。

矯正するんじゃない。咲かせよう。

英語は技術ではない。覚醒なのだ。


ショーンツジイ

文化人類学者・英語教育家
英語発音 升砲舘 館長
升砲館金剛會 主宰



ショーンツジイや弟子たちの指導する升砲館で学びたい方へ

升砲館(しょうほうかん)が目指しているものは、単なる語学教育を超えた、人間としての在り方の回復、日本人の精神文化の再興を通じた英語習得です。通じる英語ではなく「魂を響かせる英語」を獲得します。

子供不可。国籍・レベル不問。

⚠️行儀の悪い者は即退学になります

🔴升砲館とは何か?― 英語を学ぶ場所ではなく「日本人に立ち返る」道場

多くの語学教育は、「便利な道具としての英語」を提供しようとします。
しかし、升砲館が目指しているのは、「便利さ」の先にある「在り方」の転換です。

「英語を通して変わる」のではなく、
「変わった者だけが、通じる英語を語れる」

これは教育というより「再誕」なのです。

今まで英語で挫折した人、機械的な学びに疲弊した人、人生に行き詰まりを感じている人たちにとって、
英語を通じて「己の背骨を立て直す」ことができる場所、それが升砲館なのです。

🔴なぜこのような英語が必要なのか?

現代の日本人は、英語の「知識」や「スコア」にはこだわっても、“言霊”の重みを忘れてしまっています。

知識の習得は自宅でAIを活用してください。
AI相手に英語で会話をするのも初心者にはとても良いやり方です。
升砲館では「己の型を整えること」によってあなたの力を引き出します。
升砲館であなたが学ぶのは、ただの発音や表現ではなく、以下のような「姿勢と言葉の一致」― 事理一致の世界です。

・英語を「勝ち取る」のでなく、「響かせる」ための身体と心
・相手を論破する英語でなく、相手の魂を動かす英語
・中途半端にネイティブらしくなることではなく、一人の人間として世界と繋がること

つまり、英語を通して「品格」「気迫」「礼節」を取り戻すことこそが、英語修行の本質なのです。

🔴升砲館には大きく分けて二つのコースがあります

①英語を響かせる身体と心、美しい発音を習得する「英語発音道場」(6,600円/月)
②論理を超える秘術の英語修道「英語道場」(49万5,000円〜)

升砲館は誰でも入門できる道場ではありません。
上記いずれのコースでも、まずは個人面談(オンライン or リアル)であなたの声を聞かせてください。

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