SHAWN TSUJII'S

英語は呼吸や発声が大切

写真は、11月にデヴィ夫人が京都に来られたときに乗ってこられたロールスロイスファントムと、私のジープ。気持ちの良い晴天の日、私の家にも立ち寄ってくださり、光栄だった。私は夫人の正義感や行動力を尊敬しているのだ。

この日はテレビ番組の取材もあって、私ショーンも一瞬だけ夫人の後ろで全国放送で映らせてもらった😄

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英語をその土地の人間のように話すために、もちろん発音は大切ではあるのだが、thや/l/や/r/など個々の音素ばかり指導している教師や教材が多すぎる。

個々の発音は大切ではないわけではないが、むしろ、
・声の共鳴のさせ方
・筋肉の使い方
・強弱のパターン
・音程変化
の方が大切だ。

上記は、英語方言学の巨人、コネチカット大学のスターン教授の論である。

そうなのだ。紙の上では、個々の発音を直したらちゃんとした現地の言語のようになるのかもしれないが、現実は全然違うのだ。

リアルな英語のアクセントやイントネーションを再現するには、呼吸や発声が必要不可欠である。

しかしながら、世間の英語スクールや発音教室に多いパターンが以下の二つ。

①/l/や/r/など単独の発音や、リエゾン(音の繋がり)を教えるだけ。肝心の発声ができていないので、生徒の英語は英語に聞こえない。

②発声を指導しているが、単に大声にさせるだけ、もしくは無理に声を低くさせるだけ。もっともらしく言っているが、そのような手抜き指導では、生徒の英語は向上しない。

そのような誤った指導の被害にあった英語学習者を助けること。それが私の仕事である。

一昨日、最近新居に引っ越した女性門下生M(埼玉県)から以下のようなお手紙を頂戴した。

Mありがとう!

升砲館に入門する前、昨年通っていた英語学校で、与えられた会話文を録画して投稿する課題がありました。最近その動画を見てみたら、あまりにも自分の英語の話し方が変わっていたので驚きました。そして、生徒の中にはかなり上手な人もいるものの何か違和感、発音が間違っている訳ではないけれどネイティブとは一線を画す何かを感じました。

それ以前にも発音を教える学校に通ったこともあり、母音を付けずに子音だけで発声するとか、途中で喉を閉めずに一息で話すなど、いくつかの基本は知ったものの、何年も大きな変化はなく過ごしていました。

升砲館に入門してからの半年で、実に様々な事を習いました。日本語とは全く違う英語のビート、音節分化、プライマルサウンドやフォーカルポイントなど、どれも新しい概念で速攻効果を感じられるものばかりでした。

中でも呼吸については、特に変化を大きく感じました。以前は、みぞおちのあたりを圧迫するように息を大きく吐いて発声していたのが、逆にみぞおちのあたりは引き伸ばすような感覚で息を溜めたまま発声するように180度変わりました。声を出しながら、息を吐いているのか吸っているのか分からない感覚で不思議に思っていましたが、先日のクラスでショーンが息を吸っているときと同じ筋肉の状態で声を出していると説明されていたので深く納得しました。

この半年では、いまだかつてないほどの変化を感じることができました。升砲館に出会わなければ、今でも口の形や舌の位置を気にし、成果の得られないトレーニングを繰り返し続けていたと思います。入門して良かったと心から感じています。


ショーンツジイ

文化人類学者
英語道場 升砲館 館長


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