紀元前4世紀後半。
アレクサンドロス大王の征服によって、古代ギリシャの思想は東方へと広がり、やがてユダヤにも影響を及ぼし始めた。
女王クレオパトラ(BC69–BC30)の統治するアレクサンドリアは、その時代の「知の都」であった。
そこには世界最大の大図書館や、ムセイオン(研究所)があり、クレオパトラは亡命したギリシャ学者たちを積極的に受け入れ、世界最高峰の学問都市としてアレクサンドリアを守り、発展させた。
この頃から、古代ギリシャ哲学(特にプラトン的な思想)が地中海世界全体に広まり、ユダヤ思想にも“理”の概念が注ぎ込まれるようになった。
族長制の男尊社会にあって、クレオパトラは女性の尊厳と知性を体現する存在であった。
彼女は、政治と学問の中心に女性が立つという前例を作った。
この「女性上位」の風潮が、のちに多様性や個人主義的な精神を世界へと解き放ったのだと思う。
そしてその精神の延長線上に、イエス・キリストが現れる。
彼は多様性と愛を説いたがゆえに、保守的なユダヤ指導層の反感を買い、十字架にかけられた。
古代ギリシャは多神教で、そこには日本と同じく、多様な神々が存在した。
私がとくに惹かれるのは、ヘレニズム神秘思想における智慧の女神ソフィアである。
ソフィアとは、知性であり、慈悲であり、宇宙の調和そのものだ。
それは仏教における観音菩薩、神道における天照大神とも通じている。
母性の象徴でありながら、厳しく、静かに、あらゆる混沌を包み込む力。
升砲館には、男性も女性も、年齢も職業も様々な門下生が集うが、ときどき私は思う。
女性の方が強い。
強いからこそ、優しいのだ。
地球のことを英語では “Mother Earth” と呼ぶ。
自然は “Mother Nature”だ。
そして船や飛行機といった乗り物も、英語では “she” という女性代名詞で呼ばれる。
人類は無意識のうちに、
「創造と導きは女性の役割」だと知っているのだろう。
私の武道の師である宇城憲治先生は「調和の強さ」について強調される。
歴史を見ても、まさにその通りである。
男性が築いた文明は力によって支配を試みたが、女性がもたらす調和と慈しみこそが、世界を再びひとつに結ぶ。
私自身も、幼少期は4歳上の姉の圧倒的権力に太刀打ちできず、
母の明るさと包容力に救われてきた。
その経験が、私の中の“女性的なるもの”への畏敬の念を育てたのだと思う。
私は「洗脳された善人たちの目には映らない”真理を見抜く勇気”」のことを“極悪”と呼び、
そこから英語道場升砲館の「極悪メソッド」を組織した。
一見、物騒で男性的な名のメソッドではあるが、
その根底には、女性的な強さ「愛と創造の力」への敬慕が流れている。
この絵は、
・ヘレニズム神秘思想のソフィア、
・慈悲の観音菩薩(蓮華)、
・そして光明の天照大神(後光)
を重ね合わせたものである。
世界を照らす“母なる叡智”
“極悪の聖堂”升砲館の精神もまた、その系譜にある。
母は偉大だ。
愛と創造の象徴であり、宇宙の中心そのものだ。
「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」
オットー・フォン・ビスマルク(初代ドイツ帝国宰相: 1815 – 1898)
穏やかな強さを得たい人、調和できる英語を身につけたい人は、升砲館に。
英傑のあなたへ
升砲館金剛會
ショーンツジイ
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