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【動画あり】英語に行き詰まった方へ「こだわりを手放そう」

英語に行き詰まった方や、および12月16日の升砲館スピーチコンテストに向けて猛練習している門下生たちへ

今日は非常に大切なことについて書きます。

ネイティブのように、もしくは子供の頃に英語を覚えたかのように英語を話そうと思うと、あなたが必ずぶち当たるであろう壁があります。

それは「こだわり」です。

こだわりを英語で言うと何だろう?

これは今週も門下生J(愛知県・女性)に話したことでもありますが、精神医学博士の土居健郎氏が仰っていたように、日本文化に於ける独自の「こだわり」という思想は、日本の「甘えの構造」の一形態となる。

したがって「甘え」思想が確立されていない英語では「こだわり」という概念はうまく表現しずらいのです。

こだわりを英語で言うとすれば、obsessive attachment(強迫的な執着心)でしょうか。

「こうでなければいけない」という強い執着心は、あなたを幸せから遠ざけます。

拒否する習慣がまさってしまい、結局は何を手に入れても幸せになれないのだ。

せっかく英語の音が良くなりつつあるのに、「こうじゃないといけない」という執着心が強すぎて、背後に控えている偉大な向上の兆しを自ら拒否してしまう。そして、本人はそれに気づいていない。

結婚や恋愛で、常によく似たタイプの人を選んで失敗してしまうケースと似ているかもしれない。

この音でないといけないというこだわりは、大きな変化を受け取れなくしてしまう。拒否する力が、自然な上達速度よりも遥かに強くなってしまっている。

常に自分の出している音が最高の音と思ってやろう。それがスタート地点。

子供の頃の私たちは強いこだわりなんて持っていなかった。だからこそ、自然な話し方を身につけられたのです。

逆説的に聞こえるかもしれないが、美しい発音を目指すのであれば、音にこだわっていては、ますます遠ざかるよ。

発音やスピーキングに取り組むとき、多くの人がこの落とし穴に入り込んでしまう。

抽象度の高いところから、高次元の視点から見ること。

あなたの英語の出口が、「周囲に貢献する英語」「感謝し、感謝されるような英語」であるか?

それが大切です。

みんな、がんばれよ。

“Let go of your attachments.”
こだわりを手放そう
→動画はこちら


ショーンツジイ

文化人類学者
英語道場 升砲館 館長


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