SHAWN TSUJII'S

「練習しないで英語ができるようになる」という真理

豪雨の日にバルコニーに止まったカラス。私との距離は1メートル、ずぶ濡れの状態で15分ぐらい羽を休めていた。

気のせいかもしれないけれど、目が合ったと感じた瞬間も何度もあって、「カラスよ、お前も一生懸命に生きているんだなぁ」と、心の中で対話したものである。

さて、今日は「練習」というテーマで書く。

ドラえもんに「スキーの練習をしたほうがいいんじゃない?」と言われたのび太が、こう答えるエピソードがある。

「うまくなったら練習するよ。」

思わずクスッと笑ってしまうが、実はこの言説、かなり深い。

練習しなくても、できるようになる。

そんな方法があるのか?

ある。

鳥類学者の親戚がいるのだが、彼女によれば、母鳥はわざと雛鳥をぎゅうぎゅう詰めの巣で育てるという。

翼を広げるスペースを与えると、まだ飛べないうちに巣から落ちてしまうからだ。

そして、成長した雛たちはやがて、初フライトの日を迎える。

飛んだことなんて一回もない。
ぶっつけ本番。練習ゼロ。

インドの哲人ジッドゥ・クリシュナムルティもこう述べている。

「恋をするのに、練習など必要だろうか?」

あなたは日本語を“練習”して話せるようになったのか?

幼いあなたは、教科書も持たず、文法も知らずに日本語を覚えた。

「練習」したわけではない。ただ、生きながら実践してきた。

それなのに、大人になると「練習すればできるようになる」と信じてしまう。
学校教育の副作用だ。

ヒトがことばを覚えるのは、実践の連続によってである。

82億の人類すべてが、その方法でことばを覚えている。

ちなみに、英語の practice は「練習」だけではなく、「実践する」「体現する」という意味を含む。

私は英語道場 升砲館で、クラスを「稽古」と呼んでいるが、それには理由がある。

「稽古」とは、本来「いにしえに思いを馳せる」という意味なのだ。

「先人たち、そして子どもの頃の自分は、どうやってことばを身につけたのか?」

その“原点”を再トレースすることで、一般的な英会話クラスでは見えない真実が見えてくる。

あなたには、最初から英語を自由に話す能力が備わっている。

そこを思い出して自由になって欲しいというのが、私の願いなのである。

「さぁ、稽古始めるよ!」と聞くと、厳しい訓練を想像する人もいるかもしれない。

だが、本当はその逆だ。

気楽に楽しむ人が、いちばん早く上達する。

子どもの頃、日本語を覚えるために、自分を律したり、叱咤激励したりしただろうか?

そんなこと、していない。

You only live once(人生は一度きり)

人生を「練習中」で終えないで。

練習よりも、実践を。
考えるよりも、感じることを。
怖がるよりも、飛び立つことを。

初心者でも上級者でも関係ない。

あなたはすでに、英語を話す準備ができている。
あとは、翼を広げるだけだよ!

気づいて

英傑のあなたに


ショーンツジイ

プロイングリッシュスピーカー育成ディレクター



↑《メタレベルの英語》体験講座
英語上級者・超上級者・プロ専用
上位コース《升砲館インスティテュート》入門編
崖っぷちの人にも
↑初級者〜中級者対象の
本格英語発音矯正
正しい発声と発音、リズムを身に付ける
《升砲館アカデミー》の体験はこちらから
↑英語が好き、英語の音が好き
という大人の方対象
ブランクが長くても大丈夫です
個人面談であなたの声を聞かせてください
もくじ