文化人類学・社会科学– category –
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それでも、議論はフェアである
写真は、友人のハンガリー在住の書家、光井ジェイド一輝氏と。ジュエリーデザイナーLAKEY∞N氏の個展にて。 ジェイドはルックスもカッコいいが、中身もカッコいい。心臓血管外科医としてブダペストの病院に勤務しているのだが、そっちは副業で、メインは書... -
議論の伝統と、英語の真実
写真はMAPIにて、アフリカ代表のChizuruoke Sufficient Aruaと。彼女の明るい笑顔はアフリカの宝だと思う。巨大な会場でもひときわ輝いていた。 さて、「事実や根拠に基づく話が出来ない人間とは、話すだけ時間の浪費である」アメリカ建国の父と言われるイ... -
武道という第三の教育 – 生きるための暗黙知
写真は、世界的デザイナー・ミトオリ ハルコ先生と。周囲を圧倒する芸術的オーラを纏いながらも、温かく気さくな大先生だ。 さて、三部作も最終回。 第1回では、古代ギリシャ以降、スポーツがいかに国家に利用されてきたかを扱い、第2回では、人類史におけ... -
言語という奇跡と呪い
写真は、友人のジョアン・タメンヌ氏と。モナコ在住の有力者で、人道支援活動やノブレスオブリージュの精神を大切にする彼のような権力者の存在は、本当に貴重だと思う。 さて、この3回シリーズの前回の記事では、人類の歴史の中で、スポーツがいかに国家... -
自己愛性人格障害 – 静かなる捕食者に気をつけて
写真は、東京アメリカンクラブで義息子デニスと。 彼と私のライフワークのひとつ、いじめ撲滅。 今日は、定期的に取り上げているテーマ、「自己愛性人格障害(Narcissistic Personality Disorder)」について書こうと思う。 外面は良く、ぱっと見には“でき... -
これからの時代、あなたが英語をマスターする上で大切なこと
写真は少し前だが、銀座の竹葉亭にて。世界で知られる航空会社のT会長と。義息子デニスと共に、うなぎ料理をご一緒させていただいた日だった。 さて、大航海時代とは、単に海を越えた交易の時代ではなかった。それは「宗派ごとの世界進出の時代」であった... -
「日本人にしか虫の音が聞こえない」は本当か?
写真は京都の曼殊院。 さて、夏が来た。この季節になると、決まって耳にする言説がある。 「虫の音が聞こえるのは、日本人だけ。 西洋人には虫の音が聞こえない。」 いや、それ本当?と思う。 この “虫の音問題” に関しては、文化人類学者のエドワード・T... -
言霊(ことだま)と英語習得について
言霊(ことだま)と英語習得について 写真は何年か前のシンガポールにて。9万人を動員するアジア最大のアニメの祭典AFAで司会をしたときに、ステージ横から誰かが撮ってくれたもの。 写真に写っているのは一部だけで、実際はすごく巨大な会場だった。 私に... -
バイオリン製作の巨匠、井筒信一氏
一昨日の土曜日のことである。幸運にも私ショーンはバイオリン製作の巨匠、井筒信一氏と直接お話をさせてもらえる機会があった。 89歳というご高齢だが、今も現役でバイオリンの名器を製作されている井筒信一氏。ご子息はアーティストのキャンドルジュン氏... -
Phonosophy(フォノソフィー)音声の哲学とは?
ショーンだ。入梅の候、お前たちいよいよご発展のこととお慶び申し上げます。 勘の良い人はわかるかもしれないが、Phonosophy(フォノソフィー)とは、phono(ギリシャ語の音声)とphilosophy(哲学)を組み合わせた私ショーンの造語である。 言葉は音にな...