SHAWN TSUJII'S

生命力が枯渇していては、外国語はマスターできないよ

真夜中の個人セッションで、私のMacBookの画面に映る1人の男性。

40歳、世界的有名企業で役職を持つやり手だ。

完全無欠に思われる彼だが、ただ、彼はどうしても学生時代から英語が苦手で、ずっと英語から逃げてきた。

升砲館に入門する前は、英語を話さなくちゃいけない場面を想像するだけで、冷や汗が出た。

そのような彼が、生まれて初めて自然に英語を話す。

私は便宜上それを升砲館式マインドフルネスと呼んではいるが、マインドフルネスなどの最近の用語が発現するずっと前から、私たち人類は「それ」を知っていた。

あまりに自然にそれは彼の内面で進行し、一切の力みもなく、まるで子どもの頃から話しているのかの如くの自然な英語が彼の口から紡がれてくる。

音の始まりも終わりも、境界線が感じられない。

空気に馴染む、空間に溶け込んでいくような声。

あぁ、なんて美しい英語なんだろう。

私はその美に感動する。

彼の目には確信の光が灯る。

新たな能力を獲得した瞬間の人だけが見せる特有の目の輝き。

初めて手にする自分の能力への驚き、ちょっとした困惑、そして大いなる可能性への希望。

それらの感情が入り混じった、独特の瞬間

私はそこにヒトの持つ深淵さや神聖な美を感じるのだ。

即物的ではない、神聖さ。

私はそのヒトの神聖さを愛する。

文化人類学的観点から見ても、33年の経験を持つ英語指導者としても私は断言するが、大人が外国語をマスターするには、絶対にヒトに内在する高次元の神聖な領域にアクセスしないといけない。

もちろん語彙や文法も大切だが、知識偏重の方式はあなたを疲弊させる。

一般の英語教育の最大の問題は、学習者に即物的でいることを強制していることだ。

実践を謳う民間の英会話も、表面的なカチカチの英語を生徒に押し付けていて、私の目から見ると極めて即物的であることに変わりはない。

故に、殆どの日本人英語学習者はクタクタになっている。

低次元で即物的なメインストリームの英語教育に晒され続け、もうヒトの持つ自然な生命力が枯渇してしまっているよ。

あなたは大丈夫?

生命力が枯渇していては、外国語はマスターできないよ。

高次元の英語能力の可能性を発見したい人は、ぜひ升砲館に来て欲しい。

あなたにもできる。

また、升砲館で指導者となりたい人には、指導者養成コースもある。今も十数名が在籍している。

疲れ切った世の中を一緒に変えていこう!

みんな愛してる。


ショーンツジイ

文化人類学者
英語道場 升砲館 館長


もくじ