写真は去年南青山で撮ったものだが、友人のまっきー氏と。誰からも好かれる素晴らしい笑顔の持ち主で、存在自体で周囲を明るくする人だ。先週会いたかったのだが、残念ながら予定が合わなかった。
さて、今日は「無理やり作った感」のある英語の問題について書く。
いわゆる英語の”上級者”と呼ばれる人の中にも、
どこか無理やり作ったような英語を話している日本人は少なくない。
テンションだけが不自然に高く、
声は大きいが、内容は薄い。
感情豊かに話そうとしているのだろう。
だが、どこか空回りしている。
その結果、
日本人としての落ち着きや品格が感じられず、
ただ厚かましい人にしか見えないこともある。
要するに、人として不自然なのだ。
英語には、「その人の在り方」が出る
・静かに話していても、よく通る声
・無理にテンションを上げなくても、伝わる穏やかな語り
・感情豊かでありながら、周囲と調和する空気感
こうした英語は、学校教育では教えられない。
民間の英会話スクールでも得られない。
YouTubeやSNSの動画をいくら見ても、身につくことはない。
なぜなら、それは技術ではなく、在り方から生まれるものだからだ。
あなたは、英語を「頑張って作る」ことに疲れていないか?
どれほど多くの人が、がむしゃらにがんばり、
身をすり減らして、英語を”作ろう”としていることだろうか。
でも、本来、英語は作るものではない。
英語とは、あなたの思考であり、呼吸であり、存在の延長だ。
英語=あなた自身なのだ。
だからこそ、「あなたの在り方」が整えば、英語も変わる。
言葉のスタート地点を変えるだけで、世界の見え方が一変する。
英語とは、世界との対話であり、自己との対話なのだ。
英語を学ぶとは、単なるスキル習得ではない。
世界とつながるための知性であり、
他者と響き合うための思いやりであり、
自分自身を知るための旅である。
それが、本当の「ことばの教育」だ。
無理して作った英語に疲れ切ったあなたへ
あなたはもう、十分に努力してきた。
だから、これからは「作る」のをやめていいよ。
ジャン=ジャック・ルソーの”back to nature”ではないが、
「戻る」ことを選んでほしい。
本来のあなたに。
穏やかで、芯があり、静かに響くあなたの声に。
英語は、あなたの命が紡ぐ音だ。
あなたが”本物のあなた”であるとき、英語もまた、本物になるよ。

升砲館金剛會 ショーンツジイ
プロイングリッシュスピーカー育成ディレクター


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