SHAWN TSUJII'S

英語と成仏について

写真はケリーサイモン、マーク・ボールズ。私が心から敬意を払う、音楽界の巨頭である。

2026年、日本ツアーが開催される。これは間違いなく“本物”の現場になる。

できることなら、多くの人にその現場を体験し、そして衝撃を受けてほしいと思う。

14歳のとき、私はTrilogyを聴いた。
イングヴェイのギター、そしてマーク・ボールズの声。

あの一枚で、私は完全に持っていかれた。

それ以来、Trilogyは私にとってただのアルバムではなく、ひとつの基準になった。

そして40代になってから、思いもよらぬご縁でマーク・ボールズ本人と関わることになる。

以来、友人として交流させてもらっている。

一方、ケリーサイモン。

私が初めて彼のライブを観たのは30代のときだった。

正直に言えば、衝撃だった。人間が出している音とは思えなかった。

10年後、直接出会うことができ、今では友人であり、同時にギターの師でもある。

こういうことは、人生でそう何度も起こるものではない。

本当に幸運だと思う。

ギターは難しい。

多くの人が憧れ、挑戦し、そして途中で諦める。

以前、ケリーサイモンがこう言っていた。

「ギターがうまくなりたくてもなれなかった人たちを、成仏させてやるために自分は弾いている」

“成仏”とは比喩である。

・憧れのまま終わったもの
・やり切れなかったもの
・自分には無理だと諦めたもの

それらを

未完了 → 完了へ
と導くこと。

私は思った。

これは、私の仕事と同じだと。

・英語を話したい
・でも話せない
・自信がない
・伝えられない

多くの人が、この状態で止まっている。

升砲館の役割は、英語を教えることではない。

そうした「未完了」を終わらせることだ。

英語で言えば、alignment(整合)。

私は英語を教えているのではない。

その人を「英語が通る状態に整える」

それが仕事であり、そのための「場」を作ることが、升砲館なのである。

私は升砲館の創始者であり、道場主でもある。

だが同時に、私は私で升砲館という思想に仕える者でもある。

よって私の仕事は教育ではない。

人を、本来の状態へ戻すこと。

未完了を抱えたまま死ぬな。


升砲館 ショーンツジイ

プロイングリッシュスピーカー育成ディレクター
文化人類学者



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