写真は、昨年インクルーズグループの横浜でのパーティに参加させてもらったときのもの。いつもおしゃれでカッコいい工藤洋一さん、娘さんのサリー、そして小柳デニスと。
さて、人間関係に悩まされる人は多い。だがそれは本当に「モラハラ」「パワハラ」「ヒステリー」などの言葉で説明しきれるものだろうか?
自己愛性人格障害、境界性人格障害、サイコパス的傾向, etc.
世の中には、他者を操作せずにはいられない人間が存在する。
いわゆる「コントロールフリーク」、対人支配に取り憑かれた人々である。
声は「人格」の化身である。
ヒトのコミュニケーションには、言語的(verbal)と非言語的(non-verbal)の二つの領域がある。
どちらも私の研究対象だが、今日はその二つを結ぶ「声の科学」について述べたい。
侵略的(invasive)な人物には、特徴的な声のトーンがある。
声は、単なる音波ではなく、相手の神経系に直接作用する「心理的兵器」だ。
ここでは、あなたにネガティブな影響を与える毒声4タイプを紹介しよう。
🔵声質1:責める・威圧する系
・ギシギシした高圧的トーン、説教調、持続的圧力
・相手の交感神経を刺激し、常に緊張・警戒状態に置く
・「自分が悪いのか?」という自己疑念を植えつけ、判断力を奪う
・「早く終わらせたい」という逃避反応を利用して屈服させる
・最終的には「従う方が楽」という学習性無力感へと追い込む
🔵声質2:甘え・誘導系
・猫撫で声、曖昧でアホそうなトーン、スピードを下げた話し方
・拒絶のタイミングを奪い、「断る方が悪い」構造をつくる
・聞き手に認知的疲労を与え、思考を停止させる
・「断るのが面倒」「受け入れた方が楽」という錯覚を条件づける
・受動的侵略(Passive Aggression)の典型
🔵声質3:被害者ポジション系
・「かわいそうな自分」を演出する湿った声質
・同情を利用し、罪悪感を植えつける
・感情的優位性を確保し、責任転嫁を成立させる
・相手は“慰める側”に回らされ、主導権を失う
・長期的には「自分が悪い」と思い込まされる
🔵声質4:見下し・冷笑系
・冷たい声、わずかなイントネーションで侮蔑を示す
・「あなたとは違う」という差別化の音色
・劣等感を刺激し、上下関係を固定化
・反論すると「感情的だ」と返され、沈黙を強いられる
・やがて自尊心は破壊され、「自分が間違っているのかも」と錯覚する
そして、どの毒声にも共通して、次の3つの話法パターンが見られる。
🔴話法1:時間を味方につける
①同じ話を繰り返し、先の見えない状態を維持して時間を引き延ばす
②相手を“根負け”させ、思考と意志を奪う
🔴話法2:誤解の誘発
①曖昧に話したり、突然話題を変えることにより、相手を誤解に誘導する
②誤解した相手を責める(常に「お前が悪い」という結論に持ち込む構造)
🔴話法3:怒りの誘発
①スレスレの侮辱を投げかけ、相手が怒るのを待つ
②相手が怒ると「感情的だ」と断罪し、優位を確保する
上記の声や話法を用いる人間には、一見、常識的、明朗で魅力的な人柄の者も多い。
いかがだろう?
私は、あなたがこれらの「毒声」や「話法」を用いる人間と無縁であることを願う。
世の中には「すべては自分のせいである」という教えがあるが、そんなものを信じてはいけない。
有毒なものは、有毒である。
あなたが悪いのではない。
また、相手にわかってもらおうとする人も多いが、対人操作をする人間に「理解を求める」こと自体が、すでに飲み込まれた証拠だ。
コントロールフリークたちは、あらゆる手段であなたの自由を奪う。
英語教師たちにも、この種の「声による洗脳者」が多いので注意が必要だ
あなたのダメージと損失は、想像を超えるほど大きい。
だが、声の構造と心理の仕組みを知れば、騙されることはない。
声を制する者は、人間関係を制する。
フェアプレイの精神で、調和をしながら、場の支配権を取れる声
そのような声で英語が話せるようになりたい人は、升砲館に来たら教えやる。
負けるなよ。

升砲館金剛會 ショーンツジイ
プロイングリッシュスピーカー育成ディレクター


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