写真は去年の12月、表参道で英語道場升砲館のスピーチコンテストを開いたときのもの。お前たち、感動をありがとう。みんな、がんばった。心からの感謝しかないよ。
さて、私ショーンは、文化人類学者で英語教育家である。
16歳のときからお金をいただいて英語を指導しているので、もうかなりの年月の間、英語教育業界にいることとなる。
もう何万人に指導したかわからない。10年ぐらい前までは人生で指導した人全員の顔と声を覚えていたが、最近は記憶が衰えてきたのか思い出せない人もいる。
記憶力にはたいそう自信があるので、昔はそういうのを恥じたが、最近はどうでもよくなってきた。
多くの同業者にも出会ってきた。
英語教育業界の中には西澤ロイちゃんを始め、明場Yumiちゃん、Akaneちゃん、永沢りょうこちゃん、ちよのちゃん、Amieなど好きな友達も限定的にいるのだが、だいたいは二度と喋りたくない不愉快な人の方が多い。
そういう人たちに共通しているのは、「生徒の才能を潰す」「過干渉」そして「自分は優れた教師だと思い込んでる」ということで、私ショーンはそのような人間の本性は瞬時に見抜ける。
生徒が英語をうまく話すと不機嫌になるという、自己愛性人格障害の救いようのない英語教師までいる次第。
そのような中、多くの民間の英会話スクールが「日本人全員の英語をうまくする」「日本の英語教育を変える」みたいなことを謳っていて、そのような美辞麗句が錦の御旗のように全国的に受け入れられているようだが、そんなの知るか!
私は、自分の生徒やクライアントだけが英語がすごくうまくなれば良い。
そういう考えだ。
ちょっと考えたら子供でもわかる。
日本人全員の英語をうまくするなど不可能だし、有害でしかない。
人は十人十色。
数学や理科が得意な人もいるし、芸術に秀でている人もいれば、物作りやエンジニアリングが得意な人もいる。
もし、日本人全員の英語をうまくしようなんてすれば、そこには莫大な時間と予算が割かれるようになる。私たち人それぞれの才能を発揮する機会は、著しく損なわれるだろう。
英語は必要な人や、やりたい人だけがやればいいよ。
最も重要なのは英語ではない。
私は私の優秀な生徒やクライアントたちが、彼らの明るさや強さによって、世の中を照らしてくれたら良い。人類や地球に貢献して欲しい。
大袈裟に聞こえるかもしれないが、それが私の望みなのだ。
私は、万人に指導するために英語教育家をやっているのではない。
英傑のあなたのために。
お前が自分のことを誇れるように。
みんながんばれよ。
変なのに騙されるなよ。